しのづかまゆみ
真夜中の買い物 – しのづかまゆみ
真夜中に 買物に行きました
ささやかな パーティのためでした
忘れてた誕生日 おもいだし
ひとりワインを 飲みたかった
そこだけ 明るい店先で
何故か 私は立ちすくむ
肩を並べた 若い二人が
今の私に まぶしい
真夜中に 買物に行きました
本当は 眠れないためでした
恋人とよぶひとも いなくなり
手紙書いても 出せなかった
楽しいふりして 買物し
だけど 心は泣いている
二十才になった 今日の私に
店のあかりも まぶしい
真夜中に 買物に行きました
ささやかな パーティのためでした
忘れてた誕生日 おもいだし
ひとりワインを 飲みたかった
そこだけ 明るい店先で
何故か 私は立ちすくむ
肩を並べた 若い二人が
今の私に まぶしい
真夜中に 買物に行きました
本当は 眠れないためでした
恋人とよぶひとも いなくなり
手紙書いても 出せなかった
楽しいふりして 買物し
だけど 心は泣いている
二十才になった 今日の私に
店のあかりも まぶしい
十八十九は 遊んで過して二十才になったら 考えあらためどこの良家の 子女だろといわれるように はげみます町から町へと ふらふら流して軽そうな坊やを 誘っていたけ
私が死んだら 港へ捨ててみんなで手をふり おくっておくれくちぐせみたいに いってたあの娘がくちぐせ通りに なってしまったよキャンドルともして ギターをひいて陽気
邪魔だから来るなよと あなたがいうのなら来いと声がかかるまで 待っていてもいいだから今しばらく 他人にさせないで縁を切るのは後 もっと後のことにしてねあゝあの日
ここへ置いてほしいといって押しかけたのが 去年の終り頃とても寒い朝でしたあなたの肌がやけに あたたかかったあれからやがて 一年になりそろそろここを 出て行くつも
とてもやきもちが強いのすぐにめくじら立てるの何もかもひとりじめに無理なことばかりいうのよパパパパあなたは 私の自由を烏龍にとじこめるの 鍵をかけるの夜が少しでも