VALSHE

KARASQADAR – VALSHE

遥か遠い海の向こう側 降り立つは幻想 彼の豪奢
品性を一欠片どうぞ 知恵の実を此処に持て
漆黒の羽が妖しく舞う
何かひとつ得るとするのなら 見返りをちょうだい それ以上
媚びた目にカマルは堕ちた それそこに膝をつけ
灰の中で鈍く光る金貨

夢で終わらせない
逃れようのない運命に逆らって
解けない呪いをかけるように

イブリースと舞い踊れ 業火に焼かれていくまで
触れる者すべてを猛毒にかける
“戯言はほどほどにいまは扇情的な構図のままで”
残らず奪い尽くした
こんなもののためにベールの奥を歪めて
痛みの帳尻を合わせていくだけ

感動 信頼 誇り 情熱 理想
躊躇う夢

溢れて 鳴いた

ともすればそれは青い鳥 例えれば 熟れた虚栄心
謀らずもシャムスは食った 腹はまだ膨れない
果てない欲は尽きることを知らず

ひとさしの真似事
愛することと奪ってゆくこと
いつだって等しく偏ってる

綺麗な指先が だらしなくぶら下がり
見る者のすべてを誘惑にかける
“何一つの犠牲も払わず生きていけると思うのか”
ならどこまで差し出せる

人を試している 自分も試されている
抱き締めようとしてまた突き放す

感動 信頼 誇り 情熱 理想
躊躇う夢

独りになった

ひとつの結末に
願う未来を 捲って 重ねて
生まれた言葉を探して

イブリースと舞い踊れ 業火に焼かれていくまで
触れる者すべてを猛毒にかける
“戯言はほどほどにいまは扇情的な構図のままで”
残らず奪い尽くした
こんなもののためにベールの奥を歪めて
痛みの帳尻を合わせていくだけ

感動 信頼 誇り 情熱 理想
躊躇う夢

溢れて 鳴いた

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