悲しいことばかりを思い出すことが増えてきて
涙が足りない僕にはいらない
そばにあるものさえ優しく包めたのなら
それでいいさどうして僕はこうしてあなたの
袖を濡らしているの
最後の最後になってまで
変わった爪の色に気づけなくて
大事なものをきっと履き違えて
大人になれない僕がひとりになって
毛並みの乱れたテディベアに
さよなら言えないままでいるよ
ただひとりでいるには情けなくて笑えた
消せないね、もう止めないで、戻れない過去に縋っても
変わらない今と変われない僕をどうか叱ってほしくて
最後の最後になってまで
変わった爪の色に気づけなくて
大事なものをきっと履き違えて
大人になれない僕がひとりになって
毛並みの乱れたテディベアに
さよなら言えないままでいるよ
ただひとりでいるには情けなくて笑えた
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