TOUYU

拝啓ドッペルゲンガー – TOUYU

「どうもこんにちは 君の分身です」
何の冗談か 目を擦ってみる
影が二つ伸びて そしてまた幕は上がる

「もう一人自分が居たらとあなたは言いました」
「そんな真摯な願いが僕を呼んだのさ」
そりゃ願ったとも 艱難辛苦全ての代行者(エージェント)

過程はいいから結果を下さい 無意味で無意義な代償
ねえこんな事より大事なことがあるんだよ いいだろ
「ええやりますやります何でもやります僕は君の分身です」
含み笑いで救済者(メサイア)は謂う

拝啓ドッペルゲンガー君は 君は誰?
嗚呼 混濁と交差して 僕は誰?
ねえ有りもしない#0と#1
証明の根拠なんて何処にも

拝啓ドッペルゲンガー誰は 誰は君?
蝕まれた存在に 世界は気付かないね
鳴り止まない 醒め止まない奇跡の輪廻が
狂った正解を染め上げてルンパッパ

どうも様子がおかしい月曜日
一つ二つと崩れゆく辻褄が
僕を猜疑する「お前は一体誰だ」と

ちょっと待って
知らない昨日 知りもしない言葉
そうやっていつの間にやら 影は溶けゆく
僕は何なんだろう ねえどうか存在を返して

「生憎様だがこっちはこっちで随分心地が良くて」
「もうあなたの居場所は此処にはない事分かってるんでしょ」
「ねえ奪われたんなら奪えばいいだろ 今度はお前の番だから」
含み笑いで侵略者(インベーダー)は謂う

拝啓ドッペルゲンガー君は 君は誰?
嗚呼 混濁と交差して 僕は誰?
まあ そりゃそうか そうだよな
命の椅子は一つだけ

拝啓ドッペルゲンガー誰は 誰は君?
零れ落ちた一粒 乾き果てる前に
誰でもいい 何でもいい
器を下さい 狂った正解が染め上げてルンパッパ

(Pray)それはずうっと続くヒトの業の連鎖
(Pain)委ねあって許しあって 満たされ往く
欠けたピース 無価値のペイン 冀望また愛も
託し合って生まれ替わるイニシエイション
「僕のほうがちゃんと君を生きてやるから」
「君も次の誰か ちゃんと救わなくちゃ」
「もう分かってんだろ 何をすればいいかさ」
どうか誰か僕に奇跡をくれよ

「拝啓ドッペルゲンガー君は 君は誰?」
嗚呼 混濁と交差して 僕は誰?
もう止まらない 戻れない
どうもこんにちは 君の

拝啓ドッペルゲンガーそれは それは僕
蝕まれた存在に 世界が気付こうが
もう鳴り止まない 醒め止まない奇跡の輪廻が
狂った正解を染め上げるさ
上手くやれよ ルンパッパ

「どうもこんにちは 君の分身です」

人気の新着歌詞

泡沫の依り代 – TOUYU

いる筈もない僕は確かにここにいてしくしくと胸を痛めるんだみられたくない姿をずっと隠してでも本当は誰かに肯定してほしいそんな気持ちに不透明な身体がふわふわ浮いて誰

シーベッドルーム – TOUYU

海底の其処に沈んで水圧で破れてしまえたらそれでも望まなくとも身体は勝手に浮いて気付けばまた息を吸って楽になりたいもう全て宇宙の向こうへと星を超えてまっくらやみか

秘密木地 – TOUYU

いつの日だろうか植えられた感情気付いたらここに根を張っていた幼気な少年少女笑っていたそれだけで何故だか満たされた気がしたいろんな話を聞かせてくれた学校のことやき

E=F – TOUYU

放物線を描いて地面に落ちるぬくもりなんてものとうの昔に捨てたからからと音を立て転がっていく敷かれたレールには誰も逆らえないからっぽの身に巻かれた輝くラベル行先失

かわずの目借り時 – TOUYU

忘れない誰かと過ごした一夏の睡蓮穏やかな水平線アヒルボートにのってくたくたになるまで足を動かした後は水没した海賊船を探しに行こう揺れて消えていくのはいつか捧げら

ローレライの唄 – TOUYU

愛で溢れた言葉たちがそろり蔓延した真っ白い空気が私を包み込む誰かのためと労わるのは何の為?煩わしさと現実を見たくないだけでしょう安全レバーを下げてしまったらアト

ゼラニウム – TOUYU

南の園に咲く鑑みる双樹の枝不知火喚く靄触れられない枷悠久の時を永久に誓う制約澄み渡る青空が澱んで深まる僕はここだよ君はどこなの?糸と糸がむつばる白紙の裏に書かれ

空に釣り糸 – TOUYU

海に糸を垂らしたらおおきなお魚が空に糸を垂らしたら何が釣れるかなぁ雲に隠れたお星様がこの糸を掴んで私のためにずっとずっと輝いてくれるかなゆらゆらゆら身体も一緒呼

リベラ – TOUYU

身体を糸に繋いで操ってしまいたい私はいつも不完全を謳歌している見えない壁を恐れて手探りで一歩どこまでも続く隘路に迷い込んだようだ揺蕩う思いを少しでも突いてふいに

Delusion Girl – TOUYU

日々を淡々と生きてきた人に言えないような嘘もついてきた仮面に化粧をして笑うよ生きる為に今日も自分を殺すんだ機械声が鳴り響くホーム我先に並ぶ人の波にのまれ白線の外

セレスタイト – TOUYU

美しく揺れているその瞳の深さに僕は吸い込まれた君が吐く嘘ならば受け入れてあげましょうだって仕方がないから繰り返し飽きもせず脈を打つこの心の形さえ知らない教えて今

メーベル – TOUYU

笑えないわ 「不幸になった」って どの口が言うのだろうもう何回 誤魔化している その指で遊んでるふざけないで 被害者ぶったって 何も変わりはしないのにこうやって

罰ゲーム – TOUYU

最上階で見下ろしている最終回が手招いている等身大の愛を歌って差別 暴力 見ないフリして長い物に巻かれる同士番いになって飛び去っていく誰かに愛されたくて誰もに媚び

シャルル – TOUYU

さよならはあなたから言った それなのに頬を濡らしてしまうのそうやって昨日の事も消してしまうなら もういいよ 笑って花束を抱えて歩いた 意味もなく ただ街を見下ろ

Halation – TOUYU

拝啓、過ぎ去った 四年間整然としている エントランスに残されたまま 無愛想に突っ立ったまま退場の数を数えて 空席の埋まった未来の順番が来るのを待っていた 信じき

ニア – TOUYU

ねえニア 誰かを笑い飛ばさなきゃ 自分を許せないようなくだらない人間のこと キミはどう思う?ねえニア 他人の歩幅を眺めて 意味もなく駆け足になるつまらない人間の

ドラマツルギー – TOUYU

頭でわかっては嘆いた転がってく様子を嗤った寂しいとか愛とかわかんない人間の形は投げだしたんだ抱えきれない 言葉だらけの存在証明をこの小さな劇場から出らんない気づ

スーサイドパレヱド – TOUYU

這い出た先の泥黎中心街で延命ばっかのそんなCRUDじゃあ愛も買えないな文明はデフォルメ化 宗教性に呑まれ空を食らう幽霊塔から彼女は見ているノイズ混じりの警報が啼

Back to top button