TOUYU

  • スーサイドパレヱド – TOUYU

    這い出た先の泥黎中心街で延命ばっかのそんなCRUDじゃあ愛も買えないな 文明はデフォルメ化 宗教性に呑まれ空を食らう幽霊塔から彼女は見ている ノイズ混じりの警報が啼きだす戒厳令の夜に生命論は歪む Damsel In Distressはいない「もういいかい?」 嗚呼――詠唱崩壊 劣等人間「さよならだ」 スーサイドパレヱド共鳴 宣教 絶唱神を呪う 言葉になれ 笑ってくれよ全部夢だって愛の亡い脳内の奥で…

  • ドラマツルギー – TOUYU

    頭でわかっては嘆いた転がってく様子を嗤った寂しいとか愛とかわかんない人間の形は投げだしたんだ 抱えきれない 言葉だらけの存在証明を この小さな劇場から出らんない気づいたら最後逃げ出したい僕ら全員演じていたんだエンドロールに向かってゆくんだ さあ皆必死に役を演じて傍観者なんていないのさ “ワタシ”なんてないのどこにだって居ないよずっと僕は 何者にもなれないで 僕ら今 さあさあ 喰らいあって延長戦 サ…

  • ニア – TOUYU

    ねえニア 誰かを笑い飛ばさなきゃ 自分を許せないようなくだらない人間のこと キミはどう思う? ねえニア 他人の歩幅を眺めて 意味もなく駆け足になるつまらない人間のこと キミはどう思う? ねぇニア ねえニア 笑顔で過ごす日々を 当たり前と思うような傲慢な人間のこと キミはどう思う? 「カタチのないフタシカナモノはいつだってケイサンをクルワセテしまうの」 だけど ああ 僕はまだ 信じてるココロないキミ…

  • Halation – TOUYU

    拝啓、過ぎ去った 四年間整然としている エントランスに残されたまま 無愛想に突っ立ったまま 退場の数を数えて 空席の埋まった未来の順番が来るのを待っていた 信じきっていた 大抵のことは出来たのに最高は 至って不明だ 原因は解っている 解っている 解ってしまう 才能に縋って 歩いて才能を呪った 時点で もう終わっているのさ 立つことも億劫だな 間違ったやつらを 馬鹿にして安堵していた馬鹿にされたこと…

  • 拝啓ドッペルゲンガー – TOUYU

    「どうもこんにちは 君の分身です」何の冗談か 目を擦ってみる影が二つ伸びて そしてまた幕は上がる 「もう一人自分が居たらとあなたは言いました」「そんな真摯な願いが僕を呼んだのさ」そりゃ願ったとも 艱難辛苦全ての代行者(エージェント) 過程はいいから結果を下さい 無意味で無意義な代償ねえこんな事より大事なことがあるんだよ いいだろ「ええやりますやります何でもやります僕は君の分身です」含み笑いで救済者…

  • シャルル – TOUYU

    さよならはあなたから言った それなのに頬を濡らしてしまうのそうやって昨日の事も消してしまうなら もういいよ 笑って 花束を抱えて歩いた 意味もなく ただ街を見下ろしたこうやって理想の縁に心を置き去っていく もういいか 空っぽでいよう それでいつか 深い青で満たしたのならどうだろう こんな風に悩めるのかな 愛を謳って雲の上 濁りきっては見えないや 嫌 遠く描いていた日々を語って夜の群れ いがみ合って…

  • 罰ゲーム – TOUYU

    最上階で見下ろしている最終回が手招いている 等身大の愛を歌って差別 暴力 見ないフリして長い物に巻かれる同士番いになって飛び去っていく 誰かに愛されたくて誰もに媚び諂っていつだって顔が歪んでいる 消えちまえ 大嫌い 君が嫌い君が大嫌い 君が嫌い誰も彼もに笑いかけているあの子はだれ 大嫌い 君が嫌いどうせいつかは裏切られるんだよああ 人生とかいう罰ゲーム 最上階で見下ろしているもう一歩と手招いている…

  • メーベル – TOUYU

    笑えないわ 「不幸になった」って どの口が言うのだろうもう何回 誤魔化している その指で遊んでる ふざけないで 被害者ぶったって 何も変わりはしないのにこうやって 夜は更けてく おやすみ だから 相対になるのは夜が明けてから ほらね 今日は眠るのさそして こんな言葉に意味などはないから 気にしないで目を閉じて 傷が付いて変わっていった程度のものと言うのでしょうもう何回 繰り返している その胸で眠っ…

  • セレスタイト – TOUYU

    美しく揺れているその瞳の深さに僕は吸い込まれた 君が吐く嘘ならば受け入れてあげましょうだって仕方がないから 繰り返し飽きもせず脈を打つこの心の形さえ知らない教えて今の僕にはもうきっと君が全てで良いんだよ 甘い現実に溺れたままでも苦しくないよその声を聴かせて溢れる言葉を伝えてしまえたらなんて息を止めて後悔に手を伸ばす 訳もなく震えてる胸の内側で涙を枯らすんだよ 生きている証など壊してあげましょう君が…

  • Delusion Girl – TOUYU

    日々を淡々と生きてきた人に言えないような嘘もついてきた仮面に化粧をして笑うよ生きる為に今日も自分を殺すんだ 機械声が鳴り響くホーム我先に並ぶ人の波にのまれ白線の外側へ小さな女の子が落ちていった 目にも留まらぬ速さで走る午前8時迎えて荒ぶる地下鉄日比谷線 飛び出し注意振り払って白線を超えたたかが他人の命をこの手で救うために自らの命すら顧みないヒーローそんな妄想もラッシュアワーにかき消えて行く 毎日ミ…

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