tayori

魔法 – tayori

続く日々を彩る魔法を

瞬く日々の燦めきを
取り零さないように 書き留めるように
翳る陽だまりを掬えば
深く落ちる影も彩りに変わる

どんな言葉に人に出逢えるのかな
真っ直ぐなその瞳は夢を馳せてゆく

百年先も消えないような
その想いの輝きが
すれ違う誰かの俯く夜を照らして
いつかきっと巡るように
その光はあなたのもとへ届くから
続く日々を灯していてよ

ため息すら飲み込んでしまうほど
息の詰まる夜をどう明かせばいい
声に出せない痛みと傷を数えるほど忘れていた
歩くことを選んだあの日の
心臓の音を

百年先も憶い出すような
鮮やかな声を響かせて
溢れる涙も曇りない輝きの一つだ
雨になって土を伝って
遠くで花を咲かせるように
その香りを想うだけで
満たされていく

どんな言葉に人に出逢えるのかな
真っ直ぐなその瞳は空を駆けてゆく

百年先のその未来に
閑かな風が立つ時
祝福の中で聞かせて
あなたの旅路を

百年先も消えないような
その想いの輝きが
すれ違う誰かの俯く夜を照らして
いつかきっと巡るように
その光はあなたのもとへ届くから
名もない明日に 唯一つ灯そう
いつまでも解けない魔法を

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