すずろな雨が降る 冱てる夜に
孤独を抱いたあなたと出逢った
交わした眼差しの深いところ
灯すように理想郷を夢見る
光差す海を方舟で渡って
長い夜の向こうへ
どんな姿だとしても
隔てなく息が出来る場所
生まれも言葉も
まるで絵画のように
千の色が合わさって
流れゆく景色を彩れば
あなたを嘲る罵声は
もう聞こえない
俯き恥じるのは容易くて
誇ることはこれ以上無く難しい
違ってもいい そう思えるように
あなたを愛するあなたでいて
声も出せぬ夜だけど
強かに無辜な輝きを
欠けた月のように
あなたは美しい
今日が終わってしまう時
想い出す景色があるなら
浮かぶその場所で
いつの日か逢いましょう
大きな波に 抗って 争って 諍って
辿り着いた ここが理想郷
どんな姿だとしても
隔てなく息が出来る場所
生まれも言葉も
一つの解のように
千の歌が合わさって
流れゆく景色を彩れば
二人を遮る罵声は
もう聞こえない
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