青く澄んだ空に影が一つ
歪んだ地平の果て
夢に見たんだ
僕だけの理想郷
あの雲を抜けたら君の元へ
飛び越えたフェンスも
錆びにまみれた
世界と同化した
くだらない空想
思い出せないまま
指でなぞるその罅を
もう一度さ
ワンダー溢れ出したら
あの日見た虹の端にだって触れられる
そうさ いくつも取り戻すよ
君の合図で
鈍色満ちる空に光が一つ
稲妻とランデヴー
見惚れていたんだ
雨上がりの高架下
つまらない言葉を吸って吐いて
繰り返す日々にだって
空っぽの隙間に
ずっと君の影を探し求めていたんだ
心に空いた穴の中
今も残っているから
その温もりがまだ
冷めないまま
君と逢えた夏の日の眩しさが
今この目でこの手で触れる世界に
確かに感じられた気がした
ねぇワンダー
目を覚ましてよ
胸の奥眠る鼓動の音
藍を謳ったその季節が
目を伏せたままの僕にそっと問いかける
鏡の向こうの君のように
笑えるのかな まだ
もう一度さ
ワンダー溢れ出したら
あの日見た虹の端にだって触れられる
そうさ いくつも取り戻すよ
君の合図で
僕の合図で
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