親切,親切を次の人へ渡そう,幸せな真珠の知恵
ペイ・フォアード 親切を次の人へ
この映画は、中学校の社会科の授業で、先生がある課題を出すところから始まります。
課題について、映画の中では黒板に、「Think of an idea to change our world-and put into ACTION!」と書かれてありました。 字幕では「社会を変える方法を考え、それを実行してみよう!」と訳されていました。
その課題について11才の少年トレバー悩みました。
そして、ある答えを見つけたのです。 まず1人が3人の人に何か親切な行いをする。そしてその3人がそれぞれ3人の人に親切な行いをして、それを次々と繰り返していけば世の中がよくなる。」と考えたのです。「3人がそれぞれ3人に・・・」と言われると、私はついお金の絡むことを想像してしまいます(笑)
でも、これが本当にネズミ算式に増えていけば、現実の社会も変わっていくのではないでしょうか?
もし、ある人から親切にされれば、その親切にしてくれた人に対してお礼をするものですが、この少年が思いついたことは、親切を受けた人が、親切にしてくれた人へ返すのではなく「私へのお礼の代わりに、他の誰かに親切な行いをしてあげて」というものでした。
本当にこんなに素敵なことが世界中に広まれば、親切でいっぱいの世の中になりますよね。
映画の中だけで終わらせるのはもったいない話です。
テレビのニュースを見ていると、毎日のように悲しい事件、恐れを抱くような報道が繰り返されています。
こんなニュースばかりだと、世の中は危険だということを常に潜在意識に刷り込まれているような、そんな感じを受けます。
「今日はこんな親切なことが行われ、親切にされた人はこんなに喜んでいます!」
そんな人の心を感動させるようなニュースを数多く放映すれば、親切をする模倣犯が数多く現れるのではないかと思ったりします。
自分に出来る親切や良い事はなんだろう?と考えた時、「自分1人に世の中を変える力なんてないよ」と思ってしまい、結局なにもしない自分がいたりします。
とても小さなことですが、たとえばコンビニのレジで商品を受け取ったときに、笑顔で「ありがとう」と言うのはどうでしょう?
レジの人は「ありがとう」を言われた事で、気分よく仕事が出来るかもしれませんよね。
もしかすると「ありがとうという言葉は、こんなに気持ちいいことなのか」と感じているかもしれないです。
そのレジの人は、他の場所でたくさんの人に笑顔で「ありがとう」を言っているかもしれないです。
遠くで「ありがとう」がバタフライ効果によって大きな波になっているかもしれませんね。 そう考えると楽しくないですか?
コンビニエンスストアや高速道路の料金所、エレベーターで待っててくれた人などに「ありがとう!」と思い切って言ってみると、 けっこう自分も気持ちがいいものですね。
人に何か親切な行いをするのは、相手も気持ちいいし自分も気持ちがいいものです。
そして、今までの自分ではできなかった事を行動に移すことで、今までの自分の殻を破ることにもなりますから、日常生活の中で小さな親切を習慣にしてみてくださいね。