MyGO!!!!!

往欄印 – MyGO!!!!!

分厚く巻いた緩衝材の中
僕は僕を守ろうとした
それは 壊れやすいものなんだって
張り巡らした予防線

ズンズンと振動に突き動かされて
一枚 また一枚と振り落ちた
安心する場所から顔を出して
僕は僕に 傷つくことを許した

ここからじゃなきゃ見えない気がしたんだ
手すりの無い端っこに立って
些細な風にバランスを崩しながら
それでも伝い歩いていく

いまたしかに僕をかたどる(かたどる)
心のはしに ひらひら晒されてる
君から僕のすがたが見えるように(ここから)
途切れずに焚べて歩こう
目印のうた
(どこまでも)

思いがけず近づいて
見えかけた君への入口
ひとつなぎの橋をかけて
その気持ちを知りたかった

だけど 打ち明けてくれた苦しみに
僕は答えを持ち合わせていない
きっと言うべき何かを
見つけられなくて 押し黙る

君はどうしてほしい?僕に何が言えるんだろう
いつだってそれがはじめてで 考え込んでしまう
だけどもし届かなくたって
それでもやっぱり届けたいんだ

今音に導かれるように(導き)
心のはしは君を目指してのびる
踏み外しそうで まだ怖いままだけど(君へと)
震えても 挫けそうでも
辿り着きたい

片道だと思ってた矢印が
反転して ここへ届いた声音<こわね>
ああ 心強くて あったかくて
僕の命綱になった

すべての音が鳴り止んで
やがて僕らは日常に戻る
それぞれをただ生きるときにも
鳴り止まない残響になりたい

どこにいたって思い出してほしくて
どんな街にだって連れて行ってほしくて
僕らの音を 僕らの声を
離さないでほしいんだ

いまたしかに僕をかたどる(かたどる)
心のはしは ゆらゆらたなびいてる
音伝いに進んでいく その向こうで(いまから)
何度だって君の声を
聞きたいんだよ

心のはしを辿って君に 会いに行く
待っててくれるかな
僕らは 迷っても途切れない

心のはしを辿り 君に触れたい
不安さえ見えなくなるくらい(僕らは)
君と同じ音の中を 駆け抜けていく
鳴り止んでも 鳴り止まない
音の中を

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