逢いの唄 – molly

会いに行くんだ君に琥珀色の盤とともに雑多な街を抜けて孤独に今日も用も何もないのさあとちょっとの道のりを待ってたんだ　嫌になったあっという間に老いていく昨日のまま

「もうやめにしようよ。」相変わらずの声ももう忘れていいよどうせ　戻らないこと今日までの夜もあの日のままの朝ももう　どうでもいいよなんて　強がらせてよ朝焼け色した

笑えないな嫌味　妬みは絶え間ない現世　迸る負け犬の罵声も必死すぎて可愛げないなんか撫でたくないのさ明けない夜など知らない　どこか平和ボケに受け身の無能さ日が昇れ

思えばこんな夜だった街の灯りは変わらずにすべてが眩しすぎたんだ待ち望んだはずなのにいつか得た不甲斐なさすら大人になるのになあの夜に戻れるとして今のぼくになにがで

走り出した僕は未だ夏を好きになれないんだアウトサイダーそっと　散りゆく火花「晴天だって！」胸が高鳴った自転車で風を切るバス停周り、向日葵はいつもより背が低かった

忘れられない事ばっかりだ涙目で帰路に就く本当の自分って何だってありきたりな期待を抱いてるでもなんとなくわかってるよ答えなんて出ないこと空回り悔んだりもなく上手く

夜汽車に乗って僕ら夜ふかし十五夜の月経由で東京へ「綺麗だよ。」って君が示すは明日の方角旅や夢ではない幻を描こう満天の星屑に紛れたふたりにはロマンスもドラマもない

ずっと　いつまでも独りを忘れないためのうた形在る物だけを信じていたいなぼろぼろの僕にトドメは刺せないのさ優しさはいつも形ない音楽だずっと　いつまでも独りと泣いて

ひょんなことから始まる月という名の君とのラブストーリー居酒屋で耳打ちされた「魔法って信じてる？」八月、当然の猛暑に　酔いがもたらすデタラメなモーションフラフラ　

「醜い生き物に生まれた」それでも毎日は彩っているはずだった気づけばだれかを憎んでいてだからこそだれかを愛せるのかな自由に飛べる鳥は誰に媚び売って笑って生きている

sunny　時が経てばすべて笑い飛ばすことができるかな「最近どう？」に笑えなかった鏡の中には変われない人がいた旅路は遠回りぐらいがちょうどいい？躓いてはじめよう