「幸せになってね」なんて言えるほど
優しくないの、じゃあね
不得意な背伸びも不得意な嘘も
私のため思うと可愛かった
誤魔化せてないよ
バレバレだよ
特別なデートなんかより
スーパーに行くだとか
そんな日常の中に貴方が居ることの方が
特別で幸せだった
理由なんてない
あの夜、恋が始まる音が聞こえた
恋をするのがヘタクソね
私は大人のフリをしていたし
貴方は子供のフリをしていた
貴方の匂い もう忘れてしまいそう
私のため思って別れを選んだなんて
偽善者ぶるのはもうやめてよ
私のため思うなら
“一緒”を選んで
喧嘩も上手くできなくて
見えないように隠していた
好きがあれば大丈夫だって
隙だらけだった
言い聞かせてた
理由なんてない
あの夜、恋が終わった音が聞こえた
恋をするのがヘタクソね
私は優しい嘘がつけない
貴方は何も隠し通せない
貴方の声 もう忘れてしまいそう
私を分かった気にならないで
結局なんにも分かってないから
でも心のどこかで 頭の片隅で
“まだ”とか思っちゃって 馬鹿みたい
恋をするのがヘタクソね
私は素直になれなかったし
貴方は素直になりすぎていた
貴方の温もり もう忘れてしまいそう
「幸せになってね」なんて
言わないし、言わないで
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