FantasticYouth
独祭民話 – FantasticYouth
風が問いかけている
空はこんなに遠かったかな
優しすぎて 大切すぎて
まるで恐れてるよう
あの日から二人とも
違う道わかれ生きてきた
私だけが覚えてるあなた
あなただけが覚えてる私
通り過ぎていったいくつもの約束
思い出して怒ったりしない
しまいわすれたいくつもの記憶
散らばって泣いている
導くものなんてない
進める歩みの先は
まだ何も見えずにいる
後ろを向いた時に
案外綺麗だと
これでよかったと
少し無理をして笑っていくの
雨が葉を濡らすように
陽が窓辺を温めるように
簡単なことなのに私は
動けなくなっていた
誰かが美しいと
言っていたものも全部
いらないなら
あなたの目で確かめればいい
捨ててしまえばいい
私たちいつかいつか
一人ずつになっていく
花は寂しくないの?
一人で咲いていても
見返りなどなくても
置いていかないでと
言わないのね
導くものなんてない
進める歩みの先は
まだ何も見えずにいる
後ろを向いた時に
案外綺麗だと
これでよかったと
少し無理をして笑っていくの
外の世界に求めていたもの
私の中に見つけられた日に
誰かが隣にいてもいなくても
祝おう