AZKi

エンドロールは終わらない – AZKi

扉の向こう繋いで 生まれたはずの世界は
思うよりずっと難しくて 夢が零れた

伝えたいことなんて いくつもありはしないから
儚く脆い僕の声は 掠れて揺れた

三度目の何とかだって 続ける意味を探して
未開拓だった旅の先
これでいいと、よかったと、そう言えるまで。

このまま終われば誰かの美談として消費されていくでしょうか?
ずっと後悔ばかり思い出す日々を 背負って笑う“今”だ
そんな悲しい顔をしないで きっと間違ってないから
間違いになんて絶対にしないよ

すれ違いの一つ二つだって 気にしないように過ごしてた
青さの宿ったこの身体を愛してたから

何者にもなれなくて もがき続けた時間ごと
肯定できるかわからない わからないけど

辛ければ辛いほど 笑い話にもなるでしょう?
君の声だって聞こえるから
大丈夫だよ、大丈夫だよ…!

最高な日も 最悪な日も 音楽と共に刻んできた
これが生き様だと呼べるなら 目的地なんて無い
僕は生きている

ごめんね

何度願い 何度滲み 何度怒り 何度嘘をついてしまったんだ
こんなみすぼらしくて恥ずかしくて真面目過ぎる僕を 隠さずに晒すよ
ずっと誰にも言えないこの気持ちを吐き出してしまいたい
君を傷付けてしまうよ

初めて夢を描いた時からもう何年経った?
気付いたらみんな居なくなっていた
僕らは出会いと別れを繰り返していく
ただ時間が過ぎて終わりが来る

「これでいい?」「後悔は?」
後は自分で決めるだけだ
綺麗で歪な思い出を歌にしよう
何回でも そう何回でも 届けよう

残酷な夢の世界で 誰かの歌が聞こえる
今日も音楽に救われて僕は生きている

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