映画の幕が降りて あなたは無口なまま
腕も組まずただ先を行くの 私の気も知らず
何故こんなにぎこちないの
前はこんなじゃなかったわ
はなやいだ人波に見失いそうなあなた
風が不意に吹き抜けるわ
無視させているみたい 根はとても優しいのに
さめてゆくわ愛だけが
週刊誌の占いが今日は不思議にあたる
「恋人はもう切り上げどき…」
気になるのよ何故か
心ばかりあせる時間が過ぎてゆくのよ悪戯に
地下鉄の入口のあたたかい風のなかで
告げられたの「じゃあ、さよなら」
気のきいた返事さえ喉の奥凍えてるの
さめてゆくわ愛だけが
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心をあげたい – 麻生よう子 ときめきの色つつまれいまは街の景色も あたたかく見える止まったままの時計も夢という名の鍼が動きだすあなたの腕(て)のぬくもりふれるたびこの命が いとしく思えて心
春の坂道 – 麻生よう子 春の坂道をひとり歩きます壊れそうな愛は棄てたつもりなのにもう春ですあなたを想い出す悲しいこの坂道白い十字架に響く朝の鐘夢を醒ますように時を告げているわもう春です
ひとりぐらし – 麻生よう子 今 ひとりぐらしが好き元気かしら 早起きの妹たちは今 あの日々に 飽きたりなくて出て来た街はどこも北風いろんな事件にぶつかってそしてやっぱり私故郷も好き今 ひと
まごころ – 麻生よう子 窓の外の雪は 降り止んだのかしらシンと静かな雪の朝あなたの腕そっと 外して起きるのよ肌寒い部屋に優しげな寝顔も見おさめになるのねつまさきで歩くわ私なんかには不似
ウィークエンドの公園通り – 麻生よう子 花に囲まれて公園通りは春のひかりがさしこんで来たあなたとわたしに…。愛しているのに何故か告白するのがこわい心をうばわれてあなたの言葉に恋の知らせを見つけたみたい
裸の街 – 麻生よう子 裸の樹に 冬が匂う頃私は好き 街を歩くのが裾の長い スカートをはいて私は好き 風が切る午後がこぼれそうな 涙なんか胸の奥にたたんで赤い電話 友達がいれば私は好き
置き手紙 – 麻生よう子 枕もとに置いた 白い置手紙あなたどんな顔で 読むでしょう理由も言わないで 着のみ着のままで部屋を飛び出した 私ですあなたは心あたりいろいろと捜すでしょうしばらく
陽だまり – 麻生よう子 この鍵は使いふるしの恋の名残り―。あのひとの白い扉はもう開けないけれど愛ははてしなく追いかけるあなたを…。陽だまりに愛をあたため春を待つの傷ついた心で。この街は
引越し – 麻生よう子 あなたはお隣に 挨拶をして私が洋服を整理する間に箪笥をずらしたら 畳の色がすっかり灼けていて 一年ですものねどうして離れたまま愛せなかったのよこんな風に大人にな
逃避行 – 麻生よう子 あのひとから 言われたのよ午前五時に 駅で待てと知らない街へ ふたりで行って一からやり直すためにあのひとから 言われたのよ友達にも 打ち明けるな荷物をつめた ト
午前零時の鐘 – 麻生よう子 まもなく日がかわる午前零時鐘が鳴る荷物を整理してサヨナラをドアに書き肩の重荷を降ろした様にこの家から出てゆくわつらい別れも二人にとっていい薬だわ私も女です きっ
夢判断 – 麻生よう子 悪い夢だと思い、ひとりあきらめましょうはじめからつりあわぬ 二人だったの昨日家族の人に 会って釘を刺されたお母さん泣いていたわ 眼をはらして高層ホテルの ロビー
泪は紅い – 麻生よう子 乙女の胸は 乱されやすい疑わないで 私の愛をこの手のひらに たまった泪乾かすひまに 心を決めてあなたの前に 私が立つと倖せが 壊されるなんていつ どこで 誰が決