窓の外の雪は 降り止んだのかしら
シンと静かな雪の朝
あなたの腕そっと 外して起きるのよ
肌寒い部屋に
優しげな寝顔も見おさめになるのね
つまさきで歩くわ
私なんかには不似合いの 倖せだったわ毎日が
裏切ってごめんなさいね 罪深い女だわ
薄化粧をしても この心の汚れ
恥じらうくらい白い雪
たきたて朝ごはん 作ってゆきましょう
最後のつとめね
おそろいの食器の 片方をふせたの
この指輪かくして あなたが目覚める前に去く
それがせめてもの まごころね
裏切ってごめんなさいね あの人が待ってるの
裏切ってごめんなさいね 罪深い女だわ
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