高瀬豊子

海峡ホテル – 高瀬豊子

闇に潤んだ 灯りを引いて
何処へ行くのか 夜の船
これが最後と あなたの胸に
この頬埋めれば こぼれる涙
忍び恋です 別れです
白い夜霧の 海峡ホテル

海の深さも 心も同じ
逢えば燃えます 炎(ひ)のように
情(こころ)やさしい あなたの愛が
躰(からだ)の芯まで 私を変えた
恋と言う名の 倖せの
夢を見ました 海峡ホテル

鳴門海峡 儚く揺れる
遠く近くに 宿灯り
残る未練を 涙で包(くる)み
渦巻く夜明けの 波間に捨てる
おんな切ない この胸に
咽(むせ)ぶ霧笛(むてき)の 海峡ホテル

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鯛網船 – 高瀬豊子

風にはためく 大漁旗に桜吹雪が 夢を呼ぶ春の鳴門は 粟田の港今日も出て行く 鯛網船が港の若衆を 乗せて行くカモメ群(むれ)飛ぶ 漁場に着けば昇る朝日に 輝らされ

瀬戸内恋みなと – 高瀬豊子

なみだ色した 漁港(みなと)町そっと見送る あなたの背中泣いてあまえて とめれたら縋り付きたい その腕の中密(ひそ)かな恋の 人なのに雨の瀬戸内 濡れて北灘(き

懸け橋 ~なるとに あわじに かがわの未来~ – 高瀬豊子

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おどり天国 – 高瀬豊子

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渦潮物語 – 高瀬豊子

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