青木光一

ふるさと列車 – 青木光一

ふるさとへ ふるさとへ
汽笛鳴らして 汽車はゆく
恋ものぞみも あこがれも
みんなあきらめ ふり捨てて
故郷へ帰る 汽車の窓
赤い夕日が さみしいぜ

さようなら さようなら
駅のホームで 手を振って
名残り惜しんで くれたひと
濡れた瞳が おもかげが
なぜかせつなく 目にうかび
男ごころも 泣けるのさ

汽車はゆく 汽車はゆく
青い月夜を 汽車はゆく
捨てていくとせ 帰らない
母が待つだろ ふるさとを
夜汽車の窓に しみじみと
思い出すのさ 偲ぶのさ

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元気でね、左様なら – 青木光一

あの娘は波止場で 涙顔俺は出てゆく 船の上つらい別れの 投げテープ『元気でネ さようなら』むせぶ汽笛が あゝ 身にしみる見送る鴎も 二羽三羽山も港も 遠ざかる薄

青春パソドブル – 青木光一

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粋にかぶった 烏打帽子皮のジャンバーも 似合うだろ街のシグナル 赤青黄色渡るこの世も ハンドルまかせ『お客さん』『どちらまで』僕は流しの僕は流しの 運転手駅で拾

男の友情 – 青木光一

昨夜(ゆうべ)も君の 夢見たよなんの変りも ないだろね東京恋しや 行けぬ身は背のびして見る 遠い空段々畑の ぐみの実もあの日のまゝに うるんだぜ流れる雲は ちぎ

柿の木坂の家 – 青木光一

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小島通いの郵便船 – 青木光一

海をへだてた 二つのこころ思い通わす たより船いとしあの娘も みかんの木陰待っているだろ 小島通いの 小島通いの郵便船ロマンチックな 燈台岬いつか曲がって もう

早く帰ってコ – 青木光一

おふくろも親父も みんな達者だぜ炉端かこんで いつかいつしか東京のお前達二人の話に 昨夜も更けたよ早くコ 早くコ田舎へ 帰ってコ東京ばかりが なんでいいものか好

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