速水奨
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遠雷 – 速水奨
甘い香りに抱かれ 目覚めたのは遠い過去の記憶捨てたつもりの記憶 追うことも泣くことさえ 出来ないままに二人は背中を向けたね だけどだけど今も 切なさだけがあの日のままにいつもいつの日も気がつけば おなじ場所に立ち止まる 風が追い越していく 頬をかすめ君のついた吐息細いナイフのように 愛という現実さえ 護れないまま僕らは別れを選んだ強く強く抱いた 心の弱さ埋(うず)めるように何か言いかけた君の声 稲…
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lonesome winter – 速水奨
木枯らし 凍える心 揺さぶるようにコートの襟をはためかせ 今はもう 隣にいない 君の跡形(あとかた)モノクロにして 吹き抜けた さよならを 言われたあの日から君の姿が 離れないよ うつむいたままで 駆け出していった後ろ髪だけが きれいに揺れてた追い掛けることは 出来る筈もなくただ立ち尽くして 空 仰ぎ見た… すれ違う 人々の幸せそうな声が僕を 涙へ 誘うけど ひとひら こぼれ落ちた雫を…
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Wild LOVE ~遥かなる想い – 速水奨
蜃気楼の彼方 目を細めていた消えかけた足跡 果てしなく枯れゆく涙 乾いた唇身体ごとおまえを求めてる 冷めた裏切り 甘い誘惑さえ 全部乗り越えよう 今おまえに会いにいく だから歩いていける強く抱いた 壊れるくらいに震える肩包むよ本当は気づいてるだろう? おまえが欲しいものは宝石じゃない 嘘でもない俺の胸ぬくもりさ Wild LOVE どれだけの夜を数えてきただろう幾千の星屑 眺めてた小さな嘘がため息…
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Brightness~愛なら君だけに – 速水奨
白い月は沈んで 夜を連れてゆくよここからはふたり すべてをのりこえ 生きてゆこう 僕にもたれたままで 眠る君の前をどれほど激しい風が吹こうとも決して君を孤独(ひとり)にしない 言葉じゃ言えなくて この胸に誓うよ夢ならばひとつで 愛なら君だけにそらさずにまっすぐ 歩いて行けばいい消せないこの想い 正直な気持ちさ 窓をあけてごらんよ 始まりが聞こえる君の未来から 僕らを呼んでる 光の中 誰のために生き…
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すべては僕から始まった – 速水奨
そして すべては僕から始まったきらめく季節のなか君のすべてが突然飛び込んで 胸の中で恋になる 過ぎた想い出に とらわれたまま 過ごしていたらいつか無くしてた 優しさだとか 夢見ることも うつむかないで空に背を向け 歩くなら見つけたり 出来ない 不意に 素顔の天使が舞い降りて僕のことを見つめた聞きなれた声でそっと囁いて 光に向け走り出す 急に君と今 出会ったような 不思議な気持ちいつもそばにいて 友…
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between – 速水奨
このごろ少し なんだかおかしいね解らないよ…君の心が 遠く かすんで見えるつかみきれないんだ… メールしてみても 電話してみても返事は そっけない 「またあとでね」いやな予感が ココロを刺すけどそれでも、信じたい。 「ずっと好きよ」と 照れながら言った言葉が 今もここで 火を灯(とも)してる永遠(えいえん)に 続けと 願った あかり消えないように 守ってた こぼれ落ちても …
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遠ク離レタ君ヲ想フ – 速水奨
離ればなれ 会えない日々二人の距離が ココロを刺すメールよりも 電話よりも君の笑顔のそばにいたい 夜空を飛び越えて今すぐ… アイタイ 壊れそうなくらい 君想フ僕の愛は 加速してく存在感 を 抱き締めてたいよ目を閉じれば すぐそこに 見えるのに あんな事や こんな事やたわい無い事 ひとつひとつ笑ったり 涙したり君のそばで ただ 重ねたい 全てを投げ捨てて今すぐ… アイタイ 精一杯で 君を想ってるよ君…
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素顔の明日 – 速水奨
陽だまりの片隅で たったひとり街並みを眺めて吸い込まれそうな ざわめきに ただうつろっていた 今日の出来事は もう記憶の中へと過ぎてゆくものなら 憧れをもって 追いかけて自分らしく 生きたい いつか 見た青空(そら)を想い出せばきっと 素顔の明日に出逢えるさ 君の胸の中には いつも僕がいることを信じて離れ離れでも 育ってゆく愛もあるはず 時の流れにも 疲れた分だけ少し休めばいい たどり着く場所は …
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渇愛 – 速水奨
「LOVE‥‥LOVE」 禁じられて BLOOD OF LOVE INSANE灼けた肌にささやくOh YESTERDAY 現在(ここ)からはもう命さえも いらない この愛が 消えない 愛せないこの愛が 届かない 愛せない I WANT YOUI NEED YOU息が止まるほど… I LOVE YOU 狂いかけて THE RHYTHM OF MY SWEET SONG抱いて眠る終焉Oh VELVET…
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真紅の傷跡 – 速水奨
哀れむくらいに 渇いた瞳(ひとみ)からあなたを呼んでる 深紅の血の色 いまさらことばは ガラスのひとかけら迂闊にふれれば 心はちぎれる もう なくすもの ないほど痩せた肌愛をどこまで 狂わせる 抱きよせて 爪をたてて 引きちぎるまで唇が 叫びたがる 名前も奪い孤独なからだを癒したい 抱きよせて 息を塞ぎ 目が眩むほどぎりぎりで 泣きたくても 逃げ道もないふたりが眠れる毒が欲しい 消えない傷痕 残し…