木枯らし 凍える心 揺さぶるように
コートの襟をはためかせ
今はもう 隣にいない 君の跡形(あとかた)
モノクロにして 吹き抜けた
さよならを 言われたあの日から
君の姿が 離れないよ
うつむいたままで 駆け出していった
後ろ髪だけが きれいに揺れてた
追い掛けることは 出来る筈もなく
ただ立ち尽くして 空 仰ぎ見た…
すれ違う 人々の幸せそうな声が
僕を 涙へ 誘うけど
ひとひら こぼれ落ちた雫をぬぐって
前を向いて 歩き出した
過ぎてゆく 季節はうつろえど
僕の気持ちは 変われないよ
君に会いたくて 今も会いたくて
行き惑う都会(まち)で 君を探してる
店の片隅で 歩道橋の上で
交差点の角で ため息こぼす…
君に恋してる 今も恋してる
戻らない事は 分かり過ぎるけど
心 苦しくて 寒さ せつなくて
ひとりきりの冬 踏みしめ 歩く…
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