たかだ一人の 女のために
寝てはまぼろし 起きてはうつつ
ああ みだれる絃よ 我胸よ
ながれながれる 身の果ては
どうせ野ざらし 雨ざらし
月の色さえ 淋しい秋を
ギター抱えて 街から街へ
ああ 流れる雲よ 初恋よ
旅の燕も 帰るのに
恋し故郷にゃ いつ帰る
声も姿も うらぶれ果てて
うたう街角 酒場のあたり
ああ 見果てぬ夢よ 若い日よ
なぜに忘れた おもかげが
旅の日ぐれにゃ 見えて来る
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伊豆の山々 月あわく灯りにむせぶ 湯のけむりああ 初恋の君を尋ねて 今宵またギター爪弾く 旅の鳥風のたよりに 聞く君は温泉(いでゆ)の町の 人の妻ああ 相見ても
誰かに似たひと 傘さして駅の時計を 眺めてた旅にゆく朝 ほろほろと雨の広場で 鳩が鳴く赤い屋根 青い屋根 新緑の並木ああ明るい雨 明るい雨吐息にけむる ガラス窓
青い青い たにがわの水そしてほら あの水車小屋の花のような ひとりむすめとなにげなく 話しかけてはなにげなく 別れたまでのただ それだけの 花だったよ青い青い
思い出は思い出は 流れゆく雲か浮びては消えてゆく 青空の彼方はるかに遠き日を 呼び返すごと群れ飛ぶよ群れ飛ぶよ 夢のかずかずそよ風はそよ風は わが胸を揺すり汐鳴
逢うが別れの はじめとは知らぬ私じゃ ないけれどせつなく残る この思い知っているのは 磯千鳥泣いてくれるな そよ風よ希望抱いた あの人に晴れの笑顔が 何故悲し沖
黄昏の 灯は ほのかに点りて懐しき山小舎は 麓の小径よ想い出の窓に凭り 君を偲べば風は過ぎし日の 歌をば囁くよ昏れゆくは白馬か 穂高は茜よ樺の木のほの白き 影も
おおい そこゆくのぼり船今夜は月夜だ どこゆきだ え船底いっぱい 荷をつんで釜石行きだよ 追風だよ追風だよおおい 入り船くだり船今夜は月夜だ お泊りか え積荷を
ひとり都の たそがれに想い哀しく 笛を吹くああ細くはかなき 竹笛なれどこめし願いを 君知るやそぞろ歩きの たわむれに購いてわかちし 想い出よああ花の笑顔も やさ
ああ故郷の 灯よひとりしのべば しみじみと思い出悲し 夢恋し泣くな夜空の 名無島男涙よ なぜ熱いああ故郷の 山よ川幼き夢の ゆりかごよ呼べどかえらぬ その人は空
一つ流れる あの星は想い出す夜の 夢のかげ泣くまいと 泣くまいと涙かくした 宵の窓またも泣かせる 流し唄いく度たよりを 書いたとてこころ届かぬ 片だより思うまい
なみだぐみ さよなら言ったね形見にと マフラーくれたねいくたびか花が咲き 花が散り時は流れて 行ったけど君のこと 僕は今でも忘れないよお別れの 運命に泣いたね悲
南のばらそよ風に ほほえむ君の姿胸に抱き口づける 花よばらの花美わしの月の宵 ともに盃あげ君よ歌え 恋の歌をなやましこの胸 燃えたつ恋南の国スペインの君はやさし
なぜか忘れぬ 人故に涙かくして 踊る夜はぬれし瞳に すすり泣くリラの花さえ なつかしやわざと気強く ふりすてて無理に注がして 飲む酒も霧の都の 夜は更けて夢もは