蟲ふるう夜に

同じ空を見上げてた featuring GOMESS – 蟲ふるう夜に

さよならの後に刺す
小さな毒針
古いアルバムの中
あどけない君が

時は足早に前しか見えず
いつの日か君は遠くなった

同じ空を見上げてた
離れても ただ見てた
切れそうになる雨の糸
君の顔 ぼやけてた

《自分の部屋の中
自分で書いたシナリオ
自分のための世界
ここから見る風景が
僕の世界だって
わがままを信じてた

それはきっと
みんなと違う世界で、
君の声は、聞こえない
けど、きっと君が
助けてくれることを待ってる
卑怯だ》

地続きの毎日を
嫌にならないで
大丈夫、何度でも
試す価値あるよ

止まった世界のネジを巻くから
そのドアを叩く 君はここだ

同じ空を見上げてた
遠くても ただ見てた
結び直す雨の糸
君のもと 今、行くよ

《雨の音がうるさい
外を見ているとなんだか
自分もみんなと同じ世界に
生きてる気分になるから

雨粒を見ているだけ、
濡れることのない僕は
まるで、あの空に手は届かないし、
地に足もつかないままだ

誰かの声も、
ヘッドフォンのずっと向こう
大切な君も、
思い出の中

聞こえてるけど、ごめん

僕はまだ子供のままだ
たった一言を言えたらよかった

いや、今からでも…
ねえ、どうしたら、いい?》

何もかも無駄じゃない
君が生きた証だ

《そうだった、
君がいて、僕がいる…
何も変わってなかった

やっと気付けた。

待たせてごめん…
あの言葉を あの空の下で》

同じ空を見上げてた
眩しくて ただ見てた
虹が架かる窓の外
いつまでも ただ見てた

雨に濡れることさえも
必要なことだから
あすになればこの場所に
花が咲く 窓一面に

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