そう
この風
通りはまどろんだ
行き交う人の流れに
立ち止まった
そう
この風
ひらりと包み込んだ
なくしものは小さく手を振って
後ろ姿になる
春春
春が来ました
僕の春です
春春
春が来ました
いつかの君です
春春
春が来ました
僕の春です
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緑の木が風に揺れる朝木陰で白い雲を待ってる朝ぼんやりしている近所の朝いろんなこと考える朝さっきのことを全部忘れたい落としただけで終われ歩いている音が響く朝人がみ
小さな空にまた邪魔が増えたな君の顔がついに崩れてしまった窓を叩く音が短い声を出して隣の町から季節を運んでくるだろうこんなにゆっくり大きな窓から小さな空を見てる似
二人がここまで来たことは誰にも言わないことにして知り合いのいない風景に紛れて何かを見失う数ある秘密を話したら何だか一つになれそうさ一人でいるより楽しくて帰れなく
他人の言葉をあらためて伝えることがお仕事時には入れ間違いもするらしいそれでも今かと心待ちにしている昨日の手紙に恥ずかしい言葉を見えない場所から君の住む場所へ自転
僕にわかる話が出来るかなとりあえずでも何でもいいから話してごらんあかさたなはまやらわん五十音を覚えたら始まり泣かないで泣かないで気持ちを言葉にしてごらん
雨がやんだ白い午前間違いに気付いて流れて流された鳥が見てる白い笑顔逆さまになってる僕には分からないさあ僕らはどこまで行ったら本当のこと話せるだろう明るい道ばたに
そっと聞こえるようにいつまででも流れていた君のことはもうすぐ忘れてしまうそのほうがいいんだ薄く色づく春は何だかちょっとさみしくなる君のことはもうすぐ忘れてしまう
薄色に誰が映るきれいなお茶がはいりました覗き込むその笑顔映り込んで揺れているそのとき僕は思うんだなんとなくなんとなく今日の為に生きてきたかもしれないなあたり前な
秋は誰かに会いたくなる長い煙突の煙が風に混じった僕に何が出来たのかな高い空に消えてみえる街はどこまでも続いている様だけどとても冷たい昼だった思いに追いかけられる
るいへくおのろここてせよにもととひにかずしはみなんばざいたみこびとりきっいもおてしばのをいせしのもついんぶじないめうとるつうにすらがとふくこうゆなうよのみなるが
ありきたりの並んだ言葉見つけるのは本当の声ずれた段落君の心を街の中に探してみよう時計の針は季節をめくっているそこに言葉はただひとつ何もない窓を開けて見つけてほし
雨上がる夜の街こんなにさみしい大通り走っても走っても僕は待ち人影落ちる街灯に昨日の二人がみえてくる静けさに立ち止まる君も待ち人知らない街にひとりになって気づいた
夜は絵の具いろんな夜だ笑顔にじむ悲しみにじむ夜はたくさんたくさん知ってる新しい色がうまれた初めて会った気がしない夜は絵の具心は何色笑顔にじませ悲しみにじませよ
わりと古風な方ですつややかな毛並みですね昼より夜が好きです寒いのが苦手そうですね勝手に話してもそのうちなんとかだんだんわかってくるだんだん見えてくるだんだん伝わ
その言葉の陰にひそむ わずかな声を僕は感じとるそして二人は黙り込んで 少し優しくなれるんだ外はもう薄明るくて 町は静かに誰かを待ってる今日は遠くの町へ出かけて
天空橋に夜が落ちた僕は今すぐ迎えにいくよたまにいいとこみせたくなるきれいな花を持って来たんだ誰かを待つ人探して見つけた人抱き合う別れる人会えなくなる人天空橋に夜
君に伝えたいことがある僕はなにひとつ成し遂げたことがないそれでも君を思うこの気持ちは本当さ風がふくあの街に届けてくれないか君に伝えたいことがある僕はなにひとつ成
真っ白い靴が汚れているそれぐらいがなんだか好きなんだ似ているねって指差した待ち合わせの前過ぎたときにバス停が一人暇そうにしている降りてくるのは君以外「たとえば君
きれいなガラスを見せてあげる夜に形どられたものなんだこれは昨日買ったレコード崩れた後が残る口にゆっくりとのせるように夜に今包まれているよ僕らは一緒さレコードは明
ここからどこかのどこかの知らない街へ行こう大事なものが転がり落ちている心の中通りすがりの人なんて気にせず僕だけを見ててね都会のビルはいつでもオレンジ薄味だな僕ら