秀吉

ヌル – 秀吉

嘘と真実とその間を行ったり来たり
気づけばいつからかどれがどれかわかんなくなってて
僕らの間では正論はいつも間違いだったの
熱はもう機械のよう電源を切ったみたい

流れるように何か消えてったような
見渡す限りここにはもう誰も

切なくて悲しくて求めあっていく僕らは
抱きあって寄せ合うと顔は見えないんだね
それでも目を閉じてこの手で包み込むけど
背中は温められなくて

理想と現実とその間を行ったり来たり
気づけばいつからかどれがどれかわかんなくなってて
目の前の君さえ濃霧の中隠れたようで
奇妙な数列で頭痛がするみたい

導くように歩き回ってたような
見渡す限りここにはもう何もなかった

当てもない果てもない誰もない答えもない
終わらない計算式をずっと

切なくて悲しくて求めあっていく僕らは
抱きあって寄せ合うと顔は見えないんだね
それでも触れ合って確かめあってみるけど
ここには何もないと知って

切なくて悲しくて求めあっていく僕らは
傷ついて寄せ合って分かり合った気になって
いつだって欲しがって近づいてはすれ違って
なのにまた探してしまうんだろう
ここには何もないと知っても

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