秀吉

こだますることだま – 秀吉

言葉はいつも遠回りしてゆく
そんな向こうまで行かなくていいのに
言葉はいつも空回りしてゆく
ごちゃごちゃになって解けないよ

言葉はすぐ泡みたいに消える
まるで何にもなかったみたいに

そんな形もないものなのに

この声は今 どこで揺らめく
まっすぐに届かなくて何度も
迷いながら 疑いながら
それでもまだ

言葉は今日も遠回りして消えた
言葉は今日も空回りして消えた

どうしてそれでもまだ僕は

この声は今 どこで消えてく
儚くて風に吹き消されて
不安や迷いを重ね続けて
何かにまた負けたなら

また失ったならどうすればいいんだろう
そんな繰り返し

この声はまだ頼りなく響く
暗闇の中 夜明けは遠く

この声は今 どこで揺らめく
まっすぐに届かなくて何度も
迷いながら 疑いながら
それでもまだ 待っている

こだますることだま
何かが変わってく
夜明けを待っている

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