障子あければ せせらぎの
もの書きなどを つれづれに
風のたよりに あなたの噂
春も凍える 武生の宵に
あなたの言葉 ああ 信じたい
紫の 式部が綴る 恋の文
源氏の君の 残り香か
女官(おんな)の肌に まといつく
ひと夜情(なさけ)に おぼれた寝間は
朧(おぼろ)月夜の 寝化粧姿
心をよせる ああ 思い人
紫の 式部が綴る 恋の夢
名残り惜しんで 越前の
重ねた日々を 振り返り
十二単衣を 水面に写す
揺れる思いは 迎えの舟か
あなたに逢える ああ 嬉しさよ
紫の 式部が綴る 恋の旅
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愛されすぎたら 別れが恐い側に死ぬまで あなたといたい恋はくれない いのち花花になれなれ 男と女燃えて咲くのが 運命ならやさしくされたら 抱かれていたい夜の深さ
マンボ マンボ 大阪マンボ アハハン夢まで酔わせて 薔薇のくちづけあんた 極楽トンボ その気 あるやら ないやらうちの 気持ちも 知らずに泣かせてばっかり好きや
肩寄せあっても 寒いのにわたしの相手は お酒だけ咲いて淋しい 冬桜あんたが欲しいと ひとり言つぶやく女の みれんが あ…しみるひとりの男に 惚れ抜いて預けた命に
まぶた閉じれば ふるさとがおもいで連れて 見えてくる春は桜の 花ふぶき夏は七夕 蝉しぐれ帰ろうか 帰ろうか呼んでいるよな あかね空帰ろうか 帰ろうか今夜は夢で
思い通りに いくのなら苦労はしません ねぇあなた涙 笑いも 五分と五分肩の積荷も 五分と五分せめてふたりで 肩寄せてしあわせェ~一輪 咲かせたいうしろ向いたら
情ほしさに 涙をしぼるしぼる涙が 又からむ心束ねた 結び目がにじんでほどける 水たまり何故に渡れぬ えにし川男らしさの 器に惚れてついてきたのも 夢のあと女ごこ
眠れないから 踊りましょう夜明けが来れば お別れなのこわれた夢の かけら集めつなぎ合わせれば ステンドグラス女の吐息は 赤燃え尽きるまで 燃えて男の吐息は 青淋
川面に浮かんだ 花びらひとつ私の哀しみ はこんでおくれ恋した 心は何故なの ざわめくおしえて欲しい……あの人の胸の中に 私だけ居て欲しいの何も答えないまま 川は
惚れて 本気で 惚れて泣いて 朝まで 泣いてどうせ ひろった 恋や橋の上から ほかしたろ街のネオンが 雨ににじめばいつもあんたを 想い出すけど浪花のおんなや う
おまえ痩せたと この肩抱いてふっと淋しい 顔するあなたふたりぼっちの 根なし草今日の苦労は お酒で忘れ聞かせて下さい あ々 夫婦うたあなた飲みほす お湯割りグラ
上野駅から 九段までかってしらない じれったさ杖(つえ)をたよりに 一日がかりせがれきたぞや 会いにきた空をつくよな 大鳥居(おおとりい)こんな立派な おやしろ
あの人 吉野(よしの)の 千本桜(せんぼんざくら)姿よけれど チョイト 木が多いその気ありそで なさそうで女心を ユラリともてあそぶエェ…お月さん お月さん エ
夜の丸山 紅(あか)い灯(ひ)ゆれておんな泣かせの 雨が降る手摺(てす)りにもたれて ため息ついて来ないあなたを 待ちわびる行(ゆ)こか戻ろか 思案橋どうする
好きよ…どこか…狡いあなたが好きよ…なぜか…こんなにも好きよ…たとえ…散りゆくだけの情熱の 薔薇でもいいの今日と明日が 出逢う時きらめくこの愛こそすべて抱きしめ
息をはずませ 裳裾(もすそ)を乱し駆けて来ました 逢いたくて泣いても やせても つらくてもあなた あなた いいのですくぐる格子戸 奥座敷雨の木屋町 高瀬川忍ぶふ
翔んでください 大きな空を夢の灯ともす あなたは螢どうぞ戻って 疲れたときはほたる草 ほたる草 ああ帰りを待って…支度してます 露の酒いいのたまには 息抜きして
雪が舞い散る 浜町河岸をつらい運命が 通せんぼ欺すつもりは なかったけれど恋の未練が 夜叉にするお梅 血染めの 蛇の目傘巳之さん堪忍しておくれー最初から欺すつも
涙も別れも 知りぬいたはぐれ鴎が 飛ぶ港南部鉄瓶(なんぶてつびん) 立つ湯気(ゆげ)に情けがからむ 浜酒場男と女が 酔いしれて古びたラジオが 恋唄流す波がザンブ
人生は 涙と笑顔の 繰りかえしつまずいて 転(ころ)んだり 迷子(まいご)になったりだけど泣かない くじけない心には 愛がある 歌がある緑の大地に 渡る風が涙を
あんな男は くれてやるうちは泣かへん 負けへんで七色ネオンが 道頓堀の川面で揺れてる 踊ってる大阪ブギウギ ブギウギ歌えば明日(あした)は明日(あした)の 風が