皆城総士(喜安浩平)

  • Licht – 皆城総士(喜安浩平)

    ノイズにまみれた景色歪むフレームでは 世界は半分が夜のままで黒で塗りつぶした 胸の闇も いつから光が灯り 僕を照らしていた夢中で歩いてた 顔をあげてこんなにも世界は ああ 輝いていた 生まれ落ちた意味も答えも 疑うこと許されなくてもきみが 帰る愛しい場所をきっと守るためだけ ただ僕は生きている ここにいる ナイフで切り取った過去を指でなぞったなら せき止めた思いが色をつけて戸惑う僕に降る いま雨に…

  • philosophia – 皆城総士(喜安浩平)

    どんな夢もみた頃は 舞い上がる翼に憧れた飛べない羽のように 手を拡げて 巡る季節また急ぎ足で 僕等大人にしたそれぞれに背負う重さで 皆 静かに強くなってた 地図をなくして 彷徨う船なら胸のコンパスかざそう 戦うことを選んで 絶望を知った僕等がたどり着いた楽園さ守り抜くこと誓うよ もしこの身体が砕けたって誰にも重い未来 背負わさない すれ違う思い交差させて 僕等は認め合ったね どんな痛みも 残さず受…

  • terra – 皆城総士(喜安浩平)

    怯えたこころに 宿る悲しみは螺旋に連なる闇に くべてきた静かなこころに 何を宿そうか情熱を冷ます 氷の破片(かけら)か いまはすれ違う だけど 解りあえる きっと風に打たれ強くなる 冬枯れの樹のように根を拡げてよう この果てしない大地 空と海と その笑顔守るなら僕なら 何も怖くない 何もいらない真実から目をそらさずに揺らぎのないこころのままに 祈りはいつでも 絶望に満ちて救いはいつでも 胸の中にあ…

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