田村英里子

イノセンス – 田村英里子

葡萄色の空
遠く流れる雲めがけて
サヨナラと書いた
紙飛行機を いま飛ばすの

いつでも あのひとにあわせて
背伸びをしてたね
いちばん伝えたい気持ちを
ポケット隠して

Bye-bye-bye 痛い想い出を
そよ風が静かにほら はこんでゆく
For fine days 朝陽といっしょに
戻ってきて 胸にイノセンス

優しい光が
そっと涙のあと消してく
ありがとうとだけ
ただあのひとの窓辺(まど)に届けて

無邪気にはしゃいでたあの日の
少女の心で
まっすぐ見つめたい すべてを
なにもおそれずに

Bye-bye-bye 恋をなくすたび
新しい希望(ゆめ)も きっと見つかるはず
For fine days 夜が明けるように
いまはじまる 時間(とき)はイノセンス

悲しみくりかえし いつかは
オトナになること
汚れてゆくことじゃないよね
ずっと信じてる

Bye-bye-bye 恋をなくすたび
新しい希望も きっと見つかるはず
For fine days 夜が明けるように
いまはじまる 時間はイノセンス

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