灰野敬二, 蓮沼執太
人 – 灰野敬二, 蓮沼執太
宛先が書いていない 便りが届く
その丁寧な文字 いたずらではない
力を合わせたい 立ち上がりたい
許されない 空虚 サイレンが響く
ピーポー と、叫ぶ 点滅する赤い光
ピーポー と、叫ぶ 心の底から
1人の身体 2人の時間 音楽が現れる
宛先が書いていない 便りが届く
その丁寧な文字 いたずらではない
力を合わせたい 立ち上がりたい
許されない 空虚 サイレンが響く
ピーポー と、叫ぶ 点滅する赤い光
ピーポー と、叫ぶ 心の底から
1人の身体 2人の時間 音楽が現れる
開けっぱなしの窓 そよ風が紛れこむためらう 深呼吸 循環された空気 この流れに溺れる接触生まれず 無音のエコーこの時は永遠だと思っていたそのうち僕も君のもとに戻
心の距離をはかり触れずに繋がりたくて いま窓から風が入り澄んだ空気 君があらわれそれぞれの場所から音が届き 交わり 築く目に見えぬ 動きが知らず知らずに 広がる
溢れ出る微笑みの雫たちがおりてくる
それぞれの 体温が重なって 挨拶をするあなたと関わって 響いてく 鼓動たち身体中 流れる 確かな記憶 時々光と闇いったりきたりとリフレインするふぞろいに つなが
その指先弦が弾かれて無数のノイズ集まって顔を覗かす意味が付与された コード減衰しながら世界に溶けていく
十から一へ指を折りながら数を忘れてく自然をとりもどす
靄かかる スモークのように 淡くいつか消える と思いながら引き寄せられて ここに立ち逆さまの景色 眺めている反対側 パラダイム 崩れる