河口恭吾

スローなブギにしてくれ – 河口恭吾

Want you 俺の肩を 抱きしめてくれ
生き急いだ男の
夢を憐れんで

Want you 焦らずに 知り合いたいね
マッチひとつ摺って
顔を見せてくれ

人生はゲーム
誰も自分を
愛しているだけの
悲しいゲームさ

Want you 弱いとこを 見せちまったね
強いジンのせいさ
おまえが欲しい

人生はゲーム
互いの傷を
慰め合えれば
答えはいらない

Want you
I want you 俺の肩を抱きしめてくれ
理由なんかないさ
おまえが欲しい
おまえが欲しい

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空と自転車 – 河口恭吾

小さなその手をのばしてる 白い雲大きな瞳で見つめてる 青い空 青い空息を切らして 自転車こいでいつでも夢を追いかけてるはしゃいで転んで泣いている ひざ小僧黄色い

ハナミズキ – 河口恭吾

空を押し上げて手を伸ばす君 五月のことどうか来てほしい水際まで来てほしいつぼみをあげよう庭のハナミズキ薄紅色の可愛い君のね果てない夢がちゃんと終わりますように君

ゆるり ふらり – 河口恭吾

なくしてしまったものを青く染める夜明けの空どこでもないさ ここは遠い夏の匂いがするむくんだ顔で 靴を結べば風が襟元くすぐるよゆるり ふらりと歩きはじめよう きの

飾る錦もないままに – 河口恭吾

はぜ掛けの稲穂さざめく畦道をたどる面影ひとつ指 蜻蛉よとまれ夕空に たなびく煙時が止まった 故郷の景色も思えばすこし 年老いたよな飾る錦もないままにただただ会い

げんこつブギ – 河口恭吾

泥棒にげんこつ ドカンともらって竹屋の屋根まで吹き飛ばされズキズキドジョウの女将はお池でブギウギ見て見ぬフリして言う そりゃお前さんカン違いだろう騙されたほうが

友よ – 河口恭吾

相づち代わり空けたグラス なんだか寂しいね弱音めいた言葉で溶けた氷 突つく背中友よ そんな時もあるさ 飲もうよ今夜 最後まで付き合うよ届かないものがある だけど

Fall in Love – 河口恭吾

悪いうわさも聞いたけど わからないわ男なんてみんな一緒 初めはやさしいから気のある素振りで押して引いて恋の振り子ゆらすの熱いまなざしで心溶かしてくれたらfall

なんでもない日におめでとう – 河口恭吾

窓に陽がきらきら遅く起きた朝 屋に部花を飾ろう 赤いバラをなんの記念日にも ならない今日になんでもない今日に おめでとう つぶやいてみる鼻歌らりらりらあくびが止

麻婆ガール – 河口恭吾

北京 上海 ひとっ飛び 頓馬なオイラ夜ごとブギウギジャンボリー 乱痴気騒ぎさ ヘイヘイヘイウインク返せば シナシナ よしなにどうぞ麻婆 麻婆ガール 本場 四川の

MADOROMI – 河口恭吾

海の見える丘の上 木陰の昼下がり読みかけのページを手にうとうとしてる波音が吸いこまれて あなたと二人古びた店の片隅 秘密を話そうどうかわすれないように 夢が覚め

月光値千金 – 河口恭吾

ただ一人寂しく悲しい夜は帽子を片手に外へ出て見れば青空に輝く月の光に心の悩みは消えて跡もなし仰げば空には 冴えわたる月がああ 三日月の夜青空に輝く月に光に心の悩

ハワイ – 河口恭吾

打ち寄せる白い波 南風に花の香り輝く陽射しと続くビーチ あぁハワイ飛行機に飛び乗って ブランケット被ってグーグーアブラカダブラで目覚めたらもう 楽園東京のつれづ

ガーベラ – 河口恭吾

君のいない冬空を見上げた街角で北風が叫ぶように不器用な夢をさらう伝えきれぬ想い吐息にからませて海を越え君の暮らす街に粉雪をそっと降らすはがゆさにも似た希望をのせ

オメガの記憶 – 河口恭吾

シャボンのように弾けた 楽しいだけの時間空っぽの週末に 思い出が溢れだす本当のことなど 知りたくなかった弱虫な二人はもういないよかなわないものがあると初めて知っ

桜 – 河口恭吾

僕がそばにいるよ君を笑わせるから桜舞う季節かぞえ君と歩いていこう僕がそばにいるよ君を笑わせるから桜舞う季節かぞえ君と歩いていこうまぶしい朝は何故か切なくて理由を

男達のメロディー – 河口恭吾

走り出したら何か答が出るだろなんて俺もあてにはしてないさしてないさ男だったら 流れ弾のひとつやふたつ胸にいつでもささってるささってるPick up your h

海を抱きしめて – 河口恭吾

生まれて来なければ よかったなんて心が つぶやく日は人ごみに背を向け 会いに行くのさなつかしい海に幼な児よりも ひたむきに遠い名前を叫んで汗ばむ心潮風が 洗うに

赤い絆 – 河口恭吾

泣きながらラッシュ・アワーの人ごみを縫うように走る左手にあなたの手紙くしゃくしゃに握りしめながらレッド・センセーション涙をかくした真っ赤なコートレッド・センセー

赤い風船 – 河口恭吾

あの娘はどこの娘 こんな夕暮れしっかり握りしめた 赤い風船よなぜだかこの手を するりとぬけた小さな夢がしぼむ どこか遠い空こんな時 誰かがほらもうじきあの あの

もしもピアノが弾けたなら – 河口恭吾

もしもピアノが弾けたなら思いのすべてを歌にしてきみに伝えることだろう雨が降る日は雨のよに風吹く夜には風のよに晴れた朝には晴れやかにだけど ぼくにはピアノがないき

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