江藤天音

永遠のめぐり – 江藤天音

魂の灯は雨にやどって
この大地に降りる
母なる地は人を育み
命が生まれてゆく

生きることは散りゆくものに
想いをはせること
遠い月や雲をながめて
雨を恋うるのです

生きる分だけ悲しみの数
背負ってゆくならば
空よ永遠に生きているのは
つらくはないのですか

ひらりひらり舞う花びらに
はなやぐ夢をみる
ゆらりゆらり落ちる夕日に
時の足音をきく

はるかはるか 時をつむいで
生まれ変わるならば
遠く遠くどこへ向かって
命はさまようのでしょう

生きることは散りゆくものに
想いをはせること
遠い月や雲をながめて
雨を恋うるのです

時が揺れてあなたのもとへ
生まれ変わる日まで
流れる雲あの空のように
わたしは待ってます

はるかはるか 時をつむいで
生まれ変わるならば
遠く遠くいつかどこかで
あなたに逢えますか

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