栞寧

桜風 – 栞寧

新しい音がして
胸の鼓動が熱くなった
何かが始まるということは
何かが消えてしまうということ?

入り口の数が 増えていくだけで
終わることなんか無いんだよ
いつでも始まり続けている

風に吹かれて 舞い降りた
桜の花に願いを
暖かい木漏れ日が
そっと僕を待っている

何処かで会えると 信じている
だから さよならをした後は
振り返ることはしないでおくよ
また会おうよ

地面に募っていく
花びらが追想を誘う
今だけ時が止まったみたいに

前を見て歩いていても
不安が大きくなって邪魔をして
思い惑う そんな時も現れるだろう

優しく響いた その声を
生涯忘れはしないよ
描いた夢を 育ててくれる

風に吹かれて 舞い降りた
桜の花に願いを
暖かい木漏れ日が
そっと僕を待っている

何処かで会えると 信じている
だから さよならをした後は
振り返ることはしないでおくよ
また会おうよ

きっと、何処かで会えるよ

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