栗林誠一郎

遠く離れても – 栗林誠一郎

夕暮れが包む窓辺に
ビルの影が 蒼く 映っている

君が残した絵 やるせなくなるのに
はずせないまま

傷つけあって 別れた 君のすべてが
時が経つほど いとしくよぎる 今でも uh…

遠く離れても 誰かを 愛してみても
あんなに ひたむきになれなくて
笑顔の向こうの哀しみ それさえも
気付かずに いたけれど

肩寄せ歩いた街並
雨上がりが 好きだと はしゃいでた

無邪気だった君 無口にさせたのは
僕のせいだね

嘘をつくのが 下手だった ふたりが せつない
互いの夢を 追いかけすぎて はぐれた uh…

遠く離れても 二度とは 戻れなくても
優しい想い出に 変わるよ
別の生き方を いつしか 選んだこと
悔やみは しないから

どんな言葉で 抱きしめていれば
同じ時間 感じ合えたのだろう あの頃
何かを 信じることを まだ 怖がっていたよ

遠く離れても 誰かを 愛してみても
あんなに ひたむきになれなくて
笑顔の向こうの哀しみ それさえも
気付かずに いたけれど

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