松千

灰皿 – 松千

くもり空が少し 鬱陶しくなる
タバコに手を伸ばす すぐにこれも 灰になる

雨粒に映る無数の世界 本物ってあるのかな

駆け抜けた道を 振り返ってみた
僕は 何を残してきたんだろう
届かない昨日に 涙 捨てて
進め
いつか 僕らも 燃え尽きるまで

窓を叩く雨が 胸の奥を揺らす
けむりは ゆらゆらと 立ちのぼっては消えていく

雨空の下は無数の傘 こたえなんてないのかな

ここにいる意味を考えてみた
何のために生まれてきたんだろう
いくつもの出会いと別れ 抱いて
進め
いつか 僕らも 消えていくとしても

さよならに 進んでるとしても ほら
大切なあの人に 何が 今
できるかな

タバコはやがて灰になって落ちた
君の胸に 僕が残るなら
届かない昨日に 涙 捨てて
進め
いつか 僕らも 燃え尽きるまで
燃え尽きるまで

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