新田恵利

  • 夏の恋風 – 新田恵利

    ライムジュースを 両手にかかえたあなたの胸に 汗がひとすじ夏色の風 遊ばせてサングラス越しに どこ見るの 今 麦わら帽子 深くかぶってあなたのことを 見ないふりした 終わりですか<逢ったばかり>夏の夢はみえませんか<ここにいるさ>恋のゆくえ その先 急いだのは秋風 感じたから ひろげた本に 顔をうつぶせ声をかけても 返事がないの夏色の風 髪をなで灼けた浜辺を 駆けるひと 今 あなたのシャツに 腕を…

  • 恋のミスマッチ – 新田恵利

    約束は表参道の陽射しの入るカフェテラス今日こそは似合いのカップルめざしてオシャレしてきたの ショーウィンドに映った私銀色のイヤリング なかなかね決まってるシグナルを横切って駆けこんだ2時5分 恋のミスマッチね今日もあなた 色あせたTシャツ恋のミスマッチねまた2人は ちぐはぐなのよ女の子の小さな期待わからないの 週末のにぎわう街角あなたは前を歩いてく肩くらい抱いてほしいのにいつでも知らん顔なのね ふ…

  • 彼をあきらめて – 新田恵利

    いいじゃない?彼っていい人みたいだし2人は似合いのカップルになれるかも…いいじゃない私は好みじゃないけれどあなたにとっては きっと必要な人 夕陽が眩しいカフェハウス木目のテーブル越しに友達の話を 黙って聞いた同(おんな)じ人を愛した予感はしていたけれどそんなこと言えやしないから ひと足だけ遅れちゃった私の恋 片想いのすれ違いいつの間にか あなたたちのしあわせ祈っているなんて馬鹿よね いいかもねあな…

  • ロックンロール・ラブレター – 新田恵利

    AH- 君は覚えているはずさいつも 2人で聞いたあのメロディージュークボックス 閉じ込められたねレコードジャケットが なつかしいね これが ロックンロール・ラブレター接吻の ロックンロール・ラブレターTO You! まるで針も踊りそうな思い出BEAT 感じて もう 2人のあの夏は過ぎて僕も新しい恋はしたけど若い愛ほど 美しすぎてあんなに眩しかった 時は来ない だけど ロックンロール・ラブレターこの…

  • 茅ヶ崎に背を向けて – 新田恵利

    きっといつか 君と僕がまた会える その日まで 海沿いのバイパスでウインカーを右に出しながらオートバイ 傾ければ西の太陽も こぼれていく 背中に顔埋め しがみつき風の向きに 君は泣いた 茅ヶ崎から夏が終わり遠く消えてく街へと景色を走らせて茅ヶ崎から夏が終わり恋も終わったミラーに2人の渚 僕の背中 濡らす涙気が強いはずだった君なのに ジーンズのポケットにはほんのひとにぎり 夏の砂 ガードレール並んで腰…

  • パナマのシャポー – 新田恵利

    誰かつかまえて誰かつかまえて早くつかまえて パナマのシャポー 風に飛ばされてまるで蝶々のようにパタパタと飛んでいった パナマのシャポー 青い空高く白い翼をそっと広げ屋根など飛び越えて 君は慌てながら 追いかけたけど両手伸ばしたって いまさら遅いね パナマのシャポー ちょっぴりじらしてふわり舗道に落ちてみたりそれからのぼったり 愛を試してる ジェラシーみたい君を困らせて 楽しむように ハートにシャポ…

  • 星の手紙 – 新田恵利

    星の手紙を空に描いて青い文字 輝くように星の手紙を空に描いて思い出を閉じ込めてサヨナラと伝えたいそっとあなたに… 夜に溶けた静かな街今 眠っている部屋の窓をそっと抜けてAh 屋根の上 昇った あなたの家の方角を向いて今まで言えなかった話をするわいつでも普通の顔をしてたけどでも本当は好きだったの 星の夢達 起こさないでね胸の奥 愛の神話を星の夢達 起こさないでね次の朝 近づけばゆっくりと消えてゆく長…

  • 不思議な手品のように(Album Version) – 新田恵利

    しあわせの銀のスプーンに恋を少しだけ いつかこぼしてた ふいに名前を呼ばれて 振り向いたら変わってない昔の彼去年17回目の 誕生日にキスした瞳で見つめてた “これからどこへ行くの?”2人の声は偶然 重なった まるで 不思議な手品のように 時は戻ってあの頃の恋が ときめくまるで 不思議な手品のように 時は戻って初めて会ったみたい 今 バスを降りる人達に 紛れそうな互いのハートを引き止めて… “恋人で…

  • Aliceのお誘い – 新田恵利

    荷物は何も持たないで今すぐに出かけましょう何かいいことありそうな予感だけあればいい どこにでもあるような鏡の向こうに別の世界 広がるの 地図のない旅 楽園探し青い夢を磁石の代わりに地図のない旅 楽園探し遠い愛の行方を追いかけAliceの案内 誰にも何も告げないで一人きり出かけましょう 野うさぎがはねるように抜け道 見つけて愛のパーティ 向かうのよ 不思議な時計 大人になって思い出して 童話のあの頃…

  • 遅い流星 – 新田恵利

    夜の空 広げた銀のテントサーカスを待っているみたいね海沿いのテラスにもたれながらぼんやりと爪をかんだ 夏は来年やってくるけれどだけど二人はもう二度と逢えないのね 遅い流星 瞳をよぎり遅い流星 涙になった思い出の未来形 哀しみの銀河の向こう側にまわりより輝いたその星伝説の恋人住んでいると小さい頃聞かされた 恋は短い時の偶然ねすぐに遠くへすれ違ってしまうものね 遅い流星 夢の続きに遅い流星 願いをかけ…

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