誰が決めたの 女が泣くと
男のあなたは 笑うでしょうが
愛することは 燃えること
愛することは 憎むこと
そうよ 迷うことなの
女はいつでも 夢をみる
終りに泣くのを 知ってはいても
誰が決めたの 別れが来ると
さよならひとつで 女は死ねる
愛することは 耐えること
愛することは すがること
そうよ 生きることなの
女はいつでも 待っている
気まぐれみたいな くちづけを
愛することは 耐えること
愛することは すがること
そうよ 生きることなの
女はいつでも 待っている
気まぐれみたいな くちづけを
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雨にうたれて 女がひとり涙をそっと ふきましたあの人に 逢ってから弱い女に なりましたあゝ 長崎の想い出よ恋に迷った 女がひとりたたずむ夜の 思案橋好きだから
船が出る 船が出る島が 遠離(ざか)る青い風 赤い服貴女 遠離(ざか)る千切れるほどに 手を振れば名残りの涙白い 白いハンカチに包んでくれた お弁当また来る ま
とうに亭主と死に別れ 人生いろいろあったけど涙の数を数えるよりも あしたはあしたの月がでるお茶して 歌して 夢を見て わたしゃ百歳までわたしゃ百歳まで恋をする抱
かわいい女と 呼ばれるよりも愛がすべての 女でいたい細い体を こなごなにくだいて尽す 生きがいを私にはじめて 教えたあなた男ごころは 旅びとだからいつも傷つき
こぼす涙に 枕が濡れて眠れないまま 夜が更ける肩にあなたの 背広をかけて星を数えて 寝酒する馬鹿な女の馬鹿な女の むせび泣き同じ女に 生まれてきても妻になるひと
雨の匂いにせつなく酔いしれて夢の続きを みつめる私あなただけの愛に 死んで行きたいのだからいやよ 淋しい夜はもういやよ私欲しいの あなたのすべてが愛のあかしが
くちなしの花はおもいでの花よ君と吾 知りそめし日秘か匂いし 白い花くちなしの花は哀しき花よわが想い 告げがたき日ハラリと散った 白い花くちなしの花は愛しき花よわ
捨てたはずだわ あの部屋の鍵古いコートから ころげ落ちたの彼はその頃 歌を書いてた貧しかったけど 愛があったわある日機会(チャンス)が来て 有頂天だった歌は飛ぶ
グラス置いたら もう今夜で終りひとりづつになるの愛の二人へ もうどうしてみてももどれないのね泣くなとあなたが言うから なお泣ける私は今でも愛してる通りすがりのホ
あなたのくちづけには 嘘がある他の女の人の匂いがするの水がもれるように木の葉が散るようにあなたはわたしの手から離れてゆくのね男はいずれ去って行く去った男は帰らな
肩をすぼめてもひとりは淋しいからどこか居心地のいいとこさがしに出る少しのふしあわせ ごまかしてる間に春は夏へ 季節だけが確実にめぐる君の部屋のゼラニュームは開い
朝になったら 何もかも終るあなたとの暮しも 過去のものになるのね泣きはしないわ 大人のつもりよくすぶったタバコが 目にしみるだけだれか人が聞いたら どういうかし
そうよよくある事なのよ昨日あなたに恋をした遊び上手に誘われて帯をとかれた泣かされた女はいつでも夢を見る泣けと言われりゃ泣きましょうそれが私のつとめなら死ねと言わ
泣いて暮すと 噂に聞いた逢いに行けぬと 心でわびたそうさ お前の名前は暁子今年数えの 二十一並木通りを 歩いたことも一つ紅茶を 飲んでたこともみんな昔の 語り草
女ひとりじゃ 無理かしらせめてあなたを 忘れたい歩いて見たいわ 那珂川ぞいをつらい想いを 流せるならばあゝ あゝ オー オー オー博多ブルース女ひとりに 夜がく
一番列車に とび乗ってふりむきふりむき ふるさとをあゝ後にして かれこれ三年もう四年広い 広い 都会の隅で人目しのんで 書いた宛名も忘れた手紙を 誰が読むこの瞳
こんなに別れが 苦しいものなら二度と恋など したくはないわ忘れられない あのひとだけど別れにゃならない 女の意地なの二度と逢うまい 別れた人に逢えば未練の 泪を
出会った日と 同じように霧雨の降る かがやく夜目を閉じれば 浮かんでくるあの日のままの二人人波であふれた街のショーウインドウみとれた君が ふいにつまずいたその時
オレンジ色の 夕日が沈む九十九島の 島々にあなたと歩いた 弓張(ゆみはり)の丘今年もひとりで 訪ねています面影を抱いて いつまでもあぁ あなたに逢いたい…佐世保
春にさすらう 影ひとつふるさと遠く 偲びつつ袖すり合えば わが友よおもいで作らむ ああ サッポロ夏に恋した 黒髪の二重(ふたえ)の君が いとおしい葉もれ陽の中