島みやえい子

銀河の子 – 島みやえい子

後ろにひとつ 束ねた髪を ほどきながら
闇と光が交わる場所を 目指してゆく

ふるべゆらゆら言葉の力で突き抜けろ
荒れ果てたこの大地に咲く花になるために
一は千に分かれた

われら銀河の子
命を灯され 西へ東へ
遠くきた道を忘れる時がいつか来ても
この血の中に刻まれて輝くエッセンシャル

ひとふたみよいつむななやこころはどこ?
振り上げた拳の上に青い鳥がとまり
そして千は一へと

われら銀河の子
星の命を受け 北へ南へ
谷を縫うようにそびえ立つビルのあいだを
すり抜けて行けば 風を切り輝くエッセンシャル
愛を知り輝くエッセンシャル
燦然と輝くエッセンシャル

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River – 島みやえい子

この限界を超えるには 方法はただひとつ月夜に横たわる この川を渡ること動くもの狙う銃口 潜む壁をつたって震えが止まらない足を水の中へそして前へ ただ前へRive

inner child – 島みやえい子

春を待つ海 埠頭から 渡る風のライン沿うように 胸のリボンが ふわり なびくポケットに 棲みついていた もう一人の私気配を感じて顔をのぞかせたごめんね私はもうキ

黒蝶のサイケデリカ – 島みやえい子

暗闇に轟く雷鳴 その一瞬の光に浮かぶあなたに私が見えますか?私は私を見失って 過去と今とをつなぐ糸をたぐり寄せてるところですここは命の行きかう場所 カケラがひと

survivors note – 島みやえい子

冥界へと続いてく 鈍色の門の下行列は続いてく 皆、肩落としたままさぁさ皆さん そんなにうなだれてないで今からあたしが名前を読み上げますsurvivorssurv

ひぐらしのなく頃に – 島みやえい子

振り向いた その後ろの (正面だぁれ?)暗闇に 爪を立てて (夜を引き裂いた)雨垂れは血の雫となって頬をつたい落ちるもうどこにも帰る場所が無いならこの指止まれ

奈落の花 – 島みやえい子

さぁ 忘れましょう その未来がまた 血ぬられてゆくなんてなまぬるい風 とぐろを巻いたらそれがたぶん 合図抜け出してって 抜け出してって悲しすぎる運命からあなたは

O – 島みやえい子

今まさに飲み込まれてく 千年の瞬きは止まない雨の暗幕に閉ざされ やがて消えようとしてる生きてきた証が欲しい 愛したあなたの目の裏側に私の残像が 永久に残って欲し

笑顔をみせて – 島みやえい子

はじけるように歌うその瞳の奥でたくさん泣いてたの知ってるんだ数え切れないほどのものを受け取ってたったひとつを手放した本当の自分を生きるとき誰かの何かを奪う事があ

all alone – 島みやえい子

これ以上もう なにひとつ失うもの無いくらいきれいに思い出はもう ため息をつくたびひとつひとつ消しましょうこの寂しさを紛らす優しい人はいくらでもいる でもダメなん

カーネリアンの奏でる夢 – 島みやえい子

蹴って行け 君の邪魔するもの全部空めがけて蹴り上げてしまえかっこ悪い生きざまをさらす君も全部好きどんな時だって好きなんだ人間だもん 間違う事だってあるそんな自分

胸のクロス – 島みやえい子

待ち合わせしたのは ずいぶん遠い日に二人で通った 古いカフェテラス突然誘われた わけは聞かないけど気まぐれな性格は 多分そのままねあなたがドアを開けて私の前に座

太陽 – 島みやえい子

僕が 壊れてしまう事で 君が傷つくのを見ていた風を知らない 閉ざした部屋で僕は 何かを恐れている そしてこんなに求めている許せないもの 許さなければあぁ 戦いに

I need you – 島みやえい子

ジュリエット 僕は翳り行く部屋の壁にもたれてジャニス聞いて漂うのさ この空間をジュリエット 君と 引き換えにした幼い夢は疲れ果てて横たわるのさ この身体ごと若く

Recovery – 島みやえい子

もう泣かない すべて乗り越えてただ私は ひとつだけ願うあなたにとってこの恋が 取れないシミのように忌わしい過去ではない事を二人が歩いてきた道のうしろ 花はきっと

FLOW – 島みやえい子

ディンドンダンドン鐘の音 クロスしてゆれたらティクタクティクタク動き出す 壊れた時計コカドゥルドゥドゥ 告げている 夜が明けてくよと帰りたくない月が 苦笑いした

ATLANTE – 島みやえい子

遠くで稲光が ひかってるやがて 轟く空から 雨が放たれて君がにぎりしめて 離せないと思うものひとつ ひとつ その手の中から溶けて 流れてゆく遠くで稲光が ひかっ

ひかりなでしこ – 島みやえい子

あなたとはじめて手をつなぎくれなずむ空を見てた時この手じゃないなと わかってたわかってながら つないでたあなたが 私に火をつけて花咲く私をみつめてるぱちぱちはじ

scheherazade – 島みやえい子

迷いは断ち切れましたか?ベルベッドのベッドの中ずるりと外されてく箍一夜一夜 この命を一話一話 引きのばしてあなたのいかりをほどくの葛藤は誰だって 人を毒蛇に変え

青い果実 – 島みやえい子

まだ青い果実 私には名前も無い深い森のその奥でかたく口を閉ざしていました「極楽鳥」の異名 食べちらかしては逃げるでも彼の美しさずっとずっと恋をしていましたひそや

あすなろの木 – 島みやえい子

ひのきになりたくて 若いあすなろは都会に出てあわない 水を飲み大人になりました派手な暮らしの中 集まって来た人はお金がなくなったとたん 蜘蛛の子を散らすように 

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