尾形大作
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清明橋から – 尾形大作
清明橋から 大公橋をくぐって船は 北へ行くあなたとふたりなら 何にもいらない小鳥のさえずりも あなたのささやきあなたはいたずらな 目をしてうたう無錫錫山山無錫 笑ってうたう はるかに恵山 かすんで見えるわたしはあなたに もたれてるふたりの人生に 山川あれど何にもこわくない この愛ひとすじこのまま太湖へと へさきを向けて無錫錫山山無錫 たのしくうたう 春夏秋冬 季節はかわるふたりのこころは かわらな…
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西郷隆盛 – 尾形大作
右も左も まとめて入れる胸の深さに 竜馬も惚れた薩摩隼人の 西郷(せご)どんは燃えて火を吐く 桜島国の為なら 死ぬという 死ぬという 死ぬという 弱い者にも しあわせがくるそれが維新の 精神(こころ)じゃないか行けよ若者 絆(きずな)を断(た)って流す血潮を 吸って咲く花は霧島 山つつじ 山つつじ 山つつじ 雨がふるふる 男の雨が太(ふと)か目(め)ン玉(たま) あふれて落ちる江戸を救うた 大南州…
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夜霧が通せんぼ – 尾形大作
握りしめてる ハンカチのふるえが涙を ながしてる行こか もどろか ふり切ろか俺の心が ゆれ動く見ろよ 夜霧が 夜霧が通せんぼ 肩をだいてる 手のひらが二人の幸せ 思いだす女ひとりを 街角に棄ててゆくなと 言うことか見ろよ 夜霧が 夜霧が通せんぼ 奥歯かんでも 目がしらに男の涙が こみあげるそうさ お前を 愛してるいっそ別れは やめようか見ろよ 夜霧が 夜霧が通せんぼ 人気の新着歌詞 俺の道 …
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乾杯 – 尾形大作
かたい絆に 想いをよせて語り尽くせぬ 青春の日々時には傷つき 時には喜び肩をたたきあった あの日 あれから どれくらい たったのだろう沈む夕日を いくつ数えたろう故郷(ふるさと)の友は 今でも君の心の中にいますか 乾杯!今君は人生の大きな 大きな 舞台に立ち遥か長い道のりを歩き始めた君に幸せあれ! キャンドルライトの中の二人を今こうして 目を細めてる大きな喜びと 少しのさみしさを涙の言葉で歌いたい…
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筑後川 – 尾形大作
まぶたとじれば 葦雀の童歌も懐かし 筑後川幼馴染みよ わがふるさとよ清き流れは あの日のままか……あの日のままか 夕焼けこやけで 追いかけた笹舟沈んで 日が暮れた春はせせらぎ 花筏(はないかだ)夏は夜祭り 夢ほたる幼ごころを つつんでしみた川風のにおいも あの日のままか……あの日のままか 久留米絣の 機を織る母にかさなる 筑後川今もこの胸 やさしく洗う清き流れよ いついつまでも……いついつまでも …
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無錫旅情 – 尾形大作
君の知らない 異国の街で君を想えば 泣けてくるおれなど忘れて しあわせつかめとチャイナの旅路を 行くおれさ上海 蘇州と 汽車に乗り太湖のほとり 無錫の街へ 船にゆられて 運河を行けばばかな別れが くやしいよあんなに愛した あんなにもえてたいのちを賭けたら できたのに涙の横顔 ちらついて歴史の街も ぼやけて見える むかしながらの ジャンクが走るはるか小島は 三山か鹿頂山から 太湖をのぞめば心の中まで…
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大連の街から – 尾形大作
ここが大連の街 とてもきれいだね駅前広場さえ こころときめくアカシアの道を歩けばなぜかしら 時がとまるよ君のこと 思うたびこの胸が ただ痛むよひとり旅 別れ旅 あきらめの旅なのに君が恋しい 有軌電車に乗って 街をひとまわり若者たちはみな とてもおしゃれさ星海(シンハイ)の 白い渚よ老虎灘(ラオフータン) 海の青さよ君は今 どこにいて何をしてすごすのだろう港まで行くバスがたそがれに消えて行く星も泣い…
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新宿旅鴉 – 尾形大作
人情ひらひら 紙よりうすい表通りに背を向けてネオン街道 とまり木づたい飲んで 飲まれて騒いでも背が泣いてる 背が泣いてる新宿旅鴉 連れて行ってとすがったやつがこんな俺にもひとりいたあいつ倖せ つかめたろうか夜の花園 歌舞伎町風が身にしむ 風が身にしむ新宿旅鴉 夢が欲しさに 人恋しさに知らぬ同志が もやい酒調子はずれと 笑わば笑え親父ゆずりの しゃがれ唄酔えば顔出す 酔えば顔出す新宿旅鴉 人気の新着…
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塩原旅情 – 尾形大作
名所たどれば 限りなく誇り高きは 塩原町よ春には山が 微笑みかける夏の山から 滴る夢と歴史を語る 箒川 ああ人の運命を さながらに六連星十一 湯の香り 鳥のさえずり 石の花誇り高きは 塩原町よひずめの音に 季節が過ぎる秋が化粧を はじめた山をみかえる滝の 艶やかさああ人の運命を さながらに尽きぬ思いに 更けるやら もみじ吊り橋 その数も誇り高きは 塩原町よ七色八色 染めても足らず葉音ささやく 名残…
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いやんなっちゃうなア – 尾形大作
すねているんじゃ ないけれどひとり今夜も はしご酒今もこんなに 好きなのになぜかあの娘と 別れたよあゝ…いやんなっちゃうなァあゝ…いやんなっちゃうなァ恋はいつでも 女が主役悲しい役だけ おれがやらされる 同じ場所から 歩いてもなぜかおれだけ おくれがち街で出会った 友でさえどこかまぶしい 顔してたあゝ…いやんなっちゃうなァあゝ…いやんなっちゃうなァこれがさだめか 男の舞台花咲く春は どこにあるんだ…