尾崎豊
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弱くてバカげてて – 尾崎豊
心が重いね 時間に押しつぶされちまう弱いねおいらは 流されくじけちまうだけおいらの好きな町の風 早足の人たちにもまれ強い酒でも あおってみるさバカげてても 気にしないさ このままでいい 心が重いね ひとりになっちまうからわかるかいおまえにも なぐさめておくれ一晩中ほれたあいつに会いたいね 夢でも抱きたいねおどけて笑い 忘れちまうからバカげてても 気にしないさ 笑うがいい 心がおもいけど 今度会うと…
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嫌んなった – 尾崎豊
嫌んなった もうダメさだけどくさるのはやめとこう日の目を見るかも この俺だって 嫌んなった あの野郎他に男がいたなんてこんなつらいのは まるで初めてさ もうひとつきばって いい娘を見つけにでかけようなんとかしてくれ 神様 仏様 嫌んなった もうダメさだけどくさるのはやめとこう日の目を見るかも この俺だって嫌んなった もうダメさだけどくさるのはやめとこう日の目を見るかも この俺だって 嫌んなった も…
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LOVE WAY – 尾崎豊
ひどく煙たい朝に目覚めると俺は何時しか何かに心が殺されそうだ俺を捕らえる 不可能な夢 偽善に染まる答えはすぐに打ち消されて矛盾になるLove Way Love Way静寂の中の響きに体休み無く心の傷(いた)みを蹴飛ばしながら暮らしてるLove Way Love Way貧しさの憧れに 狂い出した太陽が欲望の名を借りて何処までも果てし無い Love Way 言葉も感じるままにやがて意味を変えるLove…
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路上のルール – 尾崎豊
洗いざらしを捨てちまって 何もかもはじめからやり直すつもりだったと 街では夢がもう どれくらい流れたろう 今じゃ本当の自分捜すたび 調和の中で ほら こんがらがってる 互い見すかした笑いの中で 言訳のつくものだけをすり替える夜 瞬きの中に 何もかも消えちまう 街の明りの下では 誰もが目を閉じ 闇さまよってるあくせく流す汗と 音楽だけは 止むことがなかった今夜もともる街の明りに 俺は自分のため息に微…
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街の風景 – 尾崎豊
街の風に引き裂かれ 舞い上った夢くずが路上の隅で寒さに震え もみ消されてく立ち並ぶビルの中 ちっぽけな俺らさのしかかる虚像の中で 心を奪われているあてどない毎日を まるでのら犬みたいに愛に飢え 心は乾き ふらつき回るよ灰色の壁の上 書きなぐった気持はそれぞれの在り方の空しさに震えてるんだ追い立てられる街の中 アスファルトに耳をあて雑踏の下埋もれてる歌を見つけ出したい空っぽの明日に向けて投げてやるさ…
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僕が僕であるために – 尾崎豊
心すれちがう悲しい生き様にため息もらしていただけど この目に映る この街で僕はずっと生きてゆかなければ人を傷つける事に目を伏せるけど優しさを口にすれば人は皆傷ついてゆく 僕が僕であるために勝ち続けなきゃならない正しいものは何なのか それがこの胸に解るまで僕は街にのまれて 少し心許しながらこの冷たい街の風に歌い続けてる 別れ際にもう一度 君に確かめておきたいよこんなに愛していた誰がいけないとゆう訳で…
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Freeze Moon – 尾崎豊
キャデラック・メイン・アベニューでは 今ウブなあの娘のhip bangで 俺達はメロメロになるそして腹ペコをかかえた俺達は バーガー・ショップに駆けこんでポテトをコーラで流しこむみんないい気持ちになりたくて 何度も息を止めてみるけどそのたび 金網にへばりついては 転げ落ちいつでもさみしい思いをしている 俺は風を感じる風を求めて wow oh風がどこへ行こうとしてるか 俺は知りたい胸をはるんだ 今夜…
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KISS – 尾崎豊
街中ほら Honky-Tonk Blue 息苦しい街風滲み出した汗の雫が 排気ガスに解けてく打ちつける鉄骨の 地響きが街を黙らせる彼女の擦り減ったヒールと泣きそうな唇地下鉄のレールのリズムで 新聞の文字を追う子供達はイヤーホンで耳を 塞いで漫画を読むガラス越しに 張り付く程 押し込まれて 肌を寄せ合えば頭の中夢駆け回る人生未だ語らず ひと駅毎待ち焦がれこみ上げる敗北者と勝利者が自分の明日に描き出さ…
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群衆の中の猫 – 尾崎豊
悲しみの色に 塗りつぶされて行く黄昏の街家路を辿る人ごみの中愛だけたよりに 雑踏の中に君を探している時々君を見失いそうになる きらびやかな街に君は目を奪われている上手に笑っても 君の瞳に僕が映らないから 誰も少しずつ 生き方を変えて行くけど求める愛の姿は変わらないから輝き失わぬ様君らしく 生きて欲しいから やさしく肩を抱き寄せよう君が悲しみにくれてしまわぬ様にやさしく肩を抱き寄せよう 群衆にまぎ…
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誰かのクラクション – 尾崎豊
毎日はあまりにも さらけ出されていて街の素顔はこんなにも 悲しみに満ちてる誰かと交した 言葉のひとつひとつが紛れゆくと通り 見つめる僕の心 しめつける街のどこかで 誰かのクラクションが泣いている現実という名の壁に はねかえり 心つきささる形の裏側を 君が知るまでは 誰もが心のポケットに 行くあて捜し歩く何故だろう 何を捜してビルの合間 街の影がやさしく心に語りかける“何を手にしただろう”ぬくもりの…