宇多川都

  • おもいで酒場 – 宇多川都

    おまえの為だと 言いながら私を冷たく 棄てたひと今頃どうして いるかしら時雨がそぼ降る こんな夜は恋しさ恋しさつのる おもいで酒場 あなたの背中に くるまって抱かれて眠った 夜もある別れて幾月 今日も雨憎んでみたって 酔うほどに涙が涙がにじむ おもいで酒場 何処かであなたも 今ごろは一人で飲んでる 気がしますも一度逢うのは 夢ですか筏を曳いてく 船音にあの日があの日が浮かぶ おもいで酒場 人気の新…

  • 運命−さだめ− – 宇多川都

    小雨が冷たくて 雨やどりした女は袖が濡れてる 冷たい雨に忘れて見たくて 一人歩いたのにだめよ心あなたひとすじ抱いて 掴んで 見つめて昨日の言葉は 嘘だと微笑んでよ 夜更けに手を合わせ 無事を祈る女は命預けた 男の無事を運命(さだめ)を憎んで 運命を愛し寄せた心あなたひとすじ止める 涙が 沁みても凍えた私を その手で抱き寄せたら 染めては消えて行く あなただけを待って今夜も口紅 拭かずに眠るとぎれる…

  • まぶしすぎて – 宇多川都

    まぶしすぎて見つめられずただ手を伸ばしてさがすぬくもりなら覚えてるわ 一人きりでいても風に向かいさがしてるの あながからの残り香を時が私に話しかける 風に言葉うつして とぎれかけた想い とめどない涙をふきもせずあなた 見つめていたいお願いも一度うばって 一人だけのこの夜さみしさだけ あなたに伝えたい明けてゆく街並が 私を見つめている 出会いだけは忘れないわ心が全てとられて瞳だけで話してるの 過去を…

  • 愛哀しくて – 宇多川都

    逢いたくて 逢いたくて忘れない あなたのことを心から 愛せたのはあなた ひとりだけだったいっそ殺してしまえば私だけの あなたに出来る他の女に 取られるより死なせてしまいたい寂しさはいつでも愛を傷つける 誰だって 誰だってひとりでは 生きれやしないぬくもりが 欲しくなるあなた 憎み切れなくてめぐる季節にいつしか胸を揺らす 素顔を隠し強く生きなきゃ この身ひとつこの世で 咲かせない強がりは赤い紅ひく恋…

  • 想い出にかわる時 – 宇多川都

    別れの街に灯りがにじむ 想い出が胸にしみる傘をさしてても何故か濡れる 右の肩ばかりあなたはいつもわたしの左 歩いてた癖のせいね悲しいほどにあなたの色に 染められていた私時がめぐれば 人は変わるもの雨のやまない 街はないし生まれかわれる 時を信じたい今は泣いていてもいいの抱いていた恋が 消える日まで別れの雨にぬれて 優しさだけが愛ではないし かたちなど恋にはないわたとえ冷たくても好きになれる そんな…

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