天津羽衣

  • 長篇歌謡浪曲 恋の松井須磨子 – 天津羽衣

    女盛りの 柔肌にたぎり血汐を 何としょう義理も人情も 恋には勝てぬそれが誠の 恋の道 「妾は舞台に生きる女優です。妾は見せてやりたい。妾と先生の恋愛が、どんなに素晴らしいものか、世間の人たちの目に見せてやりたい。いいえ。先生の奥さんに見せつけてやりたいんです」「ああ、君という人は困った人だ。だがこれだけの情熱を舞台ばかりでなく、現実でも人目を怖れず、偽わらずに演じることの出来る君は、矢っ張り、わが…

  • 壺坂小唄 – 天津羽衣

    恋のいろはを 手さぐりに書いておしえて 三年(みとせ)越し杖になりたや 心のつえに三つ違いの えーえまあ 兄(あに)さんの 「あんまりです。あんまりです。沢市っあん、お目が見えないばっかりに、世間の口に欺されて、夫の為なら、命までもと誓っている女房まで、疑うなんて、それではあんまりこの里が可哀そうです。え、可哀そうです。」 人の噂を 真にうけて愛憎ずかしや 悋気沙汰(りんきざた)わけがあるなら 撲…

  • お吉物語 – 天津羽衣

    泣いて昔が 返るならなんで愚痴など言うものか花のいのちは 一度だけよしておくれよ気休めは なにもかもお仕舞いなんだでもさ わたしにゃ 判ったのさどんなに男を憎んだって 女は女女ひとりじゃ暮せないってことがさ世の中を渡り歩いてしみじみそう思ったんだよわたしだって女だものねぇ… 夢も見ました 恋もした二世を誓った 人も居た娘ごころの 紅つばきどこで誰方が折ったやら ハリスさんも死んだ鶴さんも死んだ今度…

  • 黒船哀歌 – 天津羽衣

    赤い椿の 花かんざしは下田芸者の 心中立てせめても一度 鶴松さんの膝で泣きたや さめざめとああ 恋の涙が 涸れるまで 沖の黒船 三本マストはぐれ千鳥が 啼いて飛ぶ二世を契った 二人の夢も所詮果敢ない 明烏ああ これが浮世の 運命やら 駕籠が行く行く お吉を乗せて下田港は おぼろ月青いランプの 窓辺にもたれすすり泣いてる影法師ああ 花が散る散る 玉泉寺 人気の新着歌詞 長篇歌謡浪曲 十三夜 R…

  • 恋の田原坂 – 天津羽衣

    雨にぬれても 逢いたい思いなんで指さす 噂する今宵田原の 恋しぐれ情あるなら この肩に着せておくれよ かくれみの 雨は降る降る人馬は濡れる越すに越されぬ田原坂。人目しのんで 切ない思い雨も泣いてる 合戦情昔なごりの 碑(いしぶみ)に祈る私の 恋の道越すに越せない 坂ばかり 心ぬらすな虫の音しぐれ ここは田原の古戦場。 好きなあなたに 添いたい思い胸に面影 抱きしめる草のしとねに 泣く虫の声もあわれ…

  • 稗つきくずし – 天津羽衣

    青い月夜に いま鳴る鈴はあれは恋しい 大八様か人目忍んで 表に出れば庭の山椒にゃ ヨーホイ風ばかり 風ばかりヨ 馬塞棒(ませんぼう)ならして 嘶(いななく)く黒馬(あお)よ拗ねて一ト節 稗搗(ひえつき)くずし更けて燦(きら)めく 椎葉(しば)の星は花の鶴富 ヨーホイ泣く涙 泣く涙ヨ 固い契りも 一夜の夢かままにならない 源平しぐれ又も鳴るかよ 未練の鈴が娘ごころに ヨーホイ濡れて鳴る 濡れて鳴るヨ…

  • 明治一代女 – 天津羽衣

    浮いた浮いたと 浜町河岸に浮かれ柳の はずかしや人目忍んで 小舟を出せばすねた夜風が 邪魔をする 「巳之さん堪忍して下さい 騙すつもりじゃなかったけどどうしてもあの人と別れられないこのお梅の気持騙したんじゃない 騙したんじゃない…ア 巳之さんお前さん何をするの危い! 危い! 堪忍して か……ア 巳之さん巳之さんあたしは大変なことをしてしまった。」 怨みますまい この世の事は仕掛け花火に 似た命燃え…

  • お吉ざんげ – 天津羽衣

    国のためだと 騙されましたこんなお吉に なりました銀鋲緞子(ぎんびょうどんす)の 飾り駕籠死ぬ気で通った 玉泉寺(ぎょくせんじ)惨(みじ)めな 惨めな女に なりました 「みんないつの間にか居なくなってしまった。わたしひとり生きてるなんて、まるでボロ布れだけが残って入るようなもんだよ。もう、なにも言いっこなしさ。女の過去なんて、明日になりゃ消えてしまう……わたしなんか、その明日さえないんだからねぇ……

  • 山川慕情 – 天津羽衣

    巻雲かかる 開聞(かいもん)の夕べのすそ野に 野やきの煙あれは砂鉄か 釣舟か今日もくれゆく 山肌にキジの鳴く声 山川慕情 乙女の姿 さつま富士いのちもやすか 桜島出船入船 灯台の沈む夕日に 光る海恋しき港 山川慕情 青い静かな 夜の海涙でうるむ 月あかり長崎鼻の 岬の灯もゆる想いを 消さないであつい情の 山川慕情 人気の新着歌詞 長篇歌謡浪曲 十三夜 – 天津羽衣 河岸の柳の ゆきずり…

  • 母と子の窓 – 天津羽衣

    泣いて歩んだ人生を暗い侘しい並木路風も冷たく空見れば煌(きら)めく星よあゝ母と子の窓 負けちゃいけない手を組んで行けば開ける茨ら路夢と希望の丘越えりゃ僕等の光りあゝ母と子の窓 冬が終れば春が来る泣く日ばかりが有るものか元気で行こうと胸張れば泪に浮かぶあゝ母と子の窓 人気の新着歌詞 長篇歌謡浪曲 十三夜 – 天津羽衣 河岸の柳の ゆきずりにふと見合せる 顔と顔立ち止まりなつかしいやら 嬉…

Back to top button