大知正紘

君待つ今日 – 大知正紘

行き交う人の心の声 聞こえてきそうな気がして 見えない手で耳を塞ぐ

12月の風は冷たくて ヘッドフォンを押し当てたら
大好きだったあの歌が流れてた

君は今 何をしてるだろう 交差点でたちどまる
二人で並んで歌ったフレーズを 口ずさむだけでこんなに

ただ君だけ ただ君だけ 忘れられずに振り返る日々です
君が居ないとさ 明日が怖いから 未だに僕は歩き出せずにいるんだよ

信じられるもの多くないから 君が眩しく映ってたんだ
その一瞬に目を閉じてしまった

気付かぬうち肩をぶつけ合い 大事もの落としてたんだ
誰かに踏まれて汚れてしまって 綺麗とは言い切れなくても

ただいつでも ただいつでも 僕で在りたい そう願う日々です
何をどうすれば 届けられるかな 焦る気持ちに胸が高鳴る

突き刺すように君を困らせたり 傷付けてしまった日々
それでも同じだけ僕を見てくれてた もう何も恐れないから

ただそれだけ ただそれだけ 交差点を僕は歩きだす
何をどうすれば 僕をどうすれば 迷うのはもう止めにしたんだ

今君だけに 今君だけに 届けたいんだ
ごめんね ありがとう

もう一度新しい僕で 君待つ今日に歌う 愛してる

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