堀内美和

蛍舟 – 堀内美和

葦の葉かげに 灯りを点す
あれは潮来の 蛍舟
誘い上手と 誘われ上手
ふたり合わせた 命火が
溶けてもつれて ゆらゆらゆれて
天の 天の 天の川原の 星になる

針のいらない つり糸たれて
夢を釣るのが 蛍舟
舟の生け簀で 冷やした夜酒
飲んで唄って また飲んで
忘れましょうよ ゆらゆらゆれて
つらい つらい つらい浮世の いざこざは

恋は蛍火 短かい夜の
闇にただよう 蛍舟
逢えば手軽に 脱がせた上衣
なぜか帰りは 着せにくい
青い嘆きに ゆらゆらゆれて
舟の 舟の 舟の水棹が 咽び泣く

人気の新着歌詞

萩の宿 – 堀内美和

裾の乱れを 手で押さえ駆けてきました 逢いたくて月に一度の 逢瀬ゆえ命ときめく 身は燃える花は紅色胸に抱かれる 萩の宿薄いお酒に 濃い情け心酔わせる にくい人す

淡雪 – 堀内美和

冷たい手だねと 掌(てのひら)を包むあなたの手の 温かさ好きよ私の この命みんなあげても悔いわない寄り添う肩にああふりかかる春の淡雪 恋の雪乱れるこころを押えて

きずな川 – 堀内美和

帰り支度の あなたの背中泣いてすがって 困らせた抱いて下さい も一度あなた明日に渡る橋のない添えぬ仲なら なおさらに命燃やして きずな川拗ねていたのに 今夜の私

哀愁の湖 – 堀内美和

静かに 静かに 煙る湖に悲しく 一人 想い出すあすを誓った 恋なのに帰って来てよ ねぇ あなた落ち葉漂う 山景色淋しく 淋しく 眠る湖に優しいあなたの その笑顔

今更岬 – 堀内美和

髪ふり乱して 岩を打つ波は私の 心ですたとえ誰かを 泣かせてもいまさら あなたを ゆずれないここは女の つらい女の 今更岬涙も嘆きも ため息も惚れたあなたの 贈

Back to top button