港灯りが ちらちら
ひとつ二つと 瞬く
にじむ涙を そっと隠すの
あなたに 寄りそって歩く
幸せが なぜ哀しいの
いつか別離(わかれ)が 来るのなら
センチメンタル横浜 帰したくない
夢はいつでも とぎれて
ふたり明日(あす)へは 着けない
揺れて伊勢佐木(いせざき) 夜が切ない
今だけ 今だけでいいの
永遠の 愛に酔わせて
いつか別離が 来るのなら
センチメンタル横浜 離れたくない
迷子カモメが 哭いてる
遠く霧笛が むせぶの
雨の馬車道 心濡らすの
あなたの ぬくもりを胸に
いつまでも 覚えていたい
いつか別離が 来るのなら
センチメンタル横浜 時を止(と)めたい
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名前はリラ… – 千花有黄 そうよ 名前はリラ…みんな そう呼ぶのここらじゃ 名の知れた小屋の 踊り子よ船が着けば はしゃぐ港町お酒の相手なら 付き合うわ酒場の小さな窓に 灯が灯るそうよ
北斗の愛 – 千花有黄 引いた波が寄せるように 欠けた月が満ちるようにめぐるめぐる人生の 遥かなる旅路よ長く暗い地の闇も 天が明けりゃ陽の光りが歩き出そう 前を見て挫けずに 挫けずに北
女のくすり指 – 千花有黄 嘘つきなのよ 女はみんな忘れたふりして 笑ってるだって それでなきゃだって それでなきゃ生きて ゆけないのさみしすぎて 寒すぎて温もりさがす 夜もあたしの くす
こんな女でごめんなさい – 千花有黄 子供のころに 読んだ本のきれいな ガラスの靴はどうしてか 私には氷の靴に 見えました幸せなんて本当は どこにもないと思ってるこんな こんな女で ごめんなさい二十
雨の記憶 – 千花有黄 「やり直そうか…」 短い留守電(でんわ)今も消せない 愛の形見(しるし)可愛い女に なりきれなくて大切な愛を 失った あの日雨よ…あなたは 上手に泣くのね泣きた
あなたがいたから – 千花有黄 哀しみに うちひしがれて生きるのが せつない夜はいつもあなたを 想い出す明るい笑顔 優しい言葉何気ない一言で 元気になれたあなたがいたから 今日までこれたあなた
さくら草 – 千花有黄 涙で明日(あした)が 見えないほどにこんなに愛して いたなんてあの日は儚(はかな)い まぼろしかふたたび還(かえ)らぬ 夢ですねあなたを忘れない心に春を くれた
愛の贈りもの – 千花有黄 愛… ひと色 この世界は分け隔ての無い贈りものただ… 黙って 抱きしめてるこの背中を 輝く空の光りが… いつも…泣きたくなったなら 目を閉じて…目に見えない愛の
涙街ブルース – 千花有黄 やさしい人ほど後を引く 別れる時は冷たく捨ててくれたなら 憎めたわバカ ばか 馬鹿 バカなの私どうせ添えない仲なのに 夢を見て哀しく抱かれた 涙街ブルースよ男の
リラを知ってるかい – 千花有黄 どこか港町 リラを見かけたら戻っておいでよと 伝えてよなぜか儚げな 花に似ていたね不幸ばかり拾うと 微笑っていたね小さな嘘で 傷つけた俺には今も おまえだけなの
涙を抱きしめて – 千花有黄 つまずいて転ぶたびに 擦りむいた傷あとに沁みる 冷たい夜の風ひとり手探り 夢を追いかけ迷い道溜め息をついて 時にはあきらめて…涙を抱きしめて 歩いて行く明日(あ
夜明けのチェロ – 千花有黄 聴こえるはずない 夜明けのチェロこの胸に流れる別離(わかれ)のボレロあゝ 献身と呼べる程の時間(とき)を捧(ささ)げて来たけれど…偽りの倖せなら私から捨ててみせ
レミ – 千花有黄 お酒と同じ名前なの 覚えておいてねレミと言う女と 一年暮らした…遠い昔さ ぬるま湯の暮らしが怖くて 逃げたのさレミ いい女だったグラスをあおる男(ヤツ)教えてや
百花唱 – 千花有黄 百の花よ 千の唄薄紅(うすべに)色の桜道人もまた口ずさむ 口ずさむ…水をくぐれば 聴こえる 五月雨(さみだれ)子守唄何度も色を変えながら 紫陽花(あじさい)が夏