千花有黄
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百花唱 – 千花有黄
百の花よ 千の唄薄紅(うすべに)色の桜道人もまた口ずさむ 口ずさむ…水をくぐれば 聴こえる 五月雨(さみだれ)子守唄何度も色を変えながら 紫陽花(あじさい)が夏を呼ぶあゝ 百の花 あゝ 千の唄咲き誇る喜びと 満ちて散る倖せ風の中で… 唄ってる 紅葉(モミジ) 銀杏(イチョウ) 花水木(ハナミズキ)想い出達を懐かしみ夕映えに語る人 語る人…遠く近くに 聴こえる 故郷(ふるさと)恋(こ)うる唄冬に嫁い…
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レミ – 千花有黄
お酒と同じ名前なの 覚えておいてねレミと言う女と 一年暮らした…遠い昔さ ぬるま湯の暮らしが怖くて 逃げたのさレミ いい女だったグラスをあおる男(ヤツ)教えてやる気も無いけれどレミは私のママだってねぇ それでいいよね… お酒とつかず離れずで 二年前だった早すぎるさよなら カモメも泣いたよ女は捨てたと 言いながらルビーの指輪を 外さずにレミ いい女だったあんたを待っていた釣銭代わりに取っといて形見の…
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夜明けのチェロ – 千花有黄
聴こえるはずない 夜明けのチェロ この胸に流れる別離(わかれ)のボレロあゝ 献身と呼べる程の時間(とき)を捧(ささ)げて来たけれど…偽りの倖せなら私から捨ててみせる聴かせて幻のチェロ始発のバスに 私が乗るまで 枯葉が舞い散る 夜明けのチェロ この胸の音色ね別離のボレロあゝ 献身と呼べる程に愛を捧げて来たけれど…裏切りのエンドロール私から幕を引くわ哀しみ奏でてよチェロ朝陽(あさひ)が涙 連れて行くま…
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涙を抱きしめて – 千花有黄
つまずいて転ぶたびに 擦りむいた傷あとに沁みる 冷たい夜の風ひとり手探り 夢を追いかけ迷い道溜め息をついて 時にはあきらめて…涙を抱きしめて 歩いて行く明日(あした)はいいことが どこかで待っている 振り向けば命かけた 人もいた実らずに終わる 哀しい恋もあるひとり幸せ 探し探して回り道雨はきっと止む 明けない夜はない…涙を抱きしめて 歩いて行く明日はいいことが どこかで待っている 何度でもやり直せ…
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センチメンタル横浜 – 千花有黄
港灯りが ちらちらひとつ二つと 瞬くにじむ涙を そっと隠すのあなたに 寄りそって歩く幸せが なぜ哀しいのいつか別離(わかれ)が 来るのならセンチメンタル横浜 帰したくない 夢はいつでも とぎれてふたり明日(あす)へは 着けない揺れて伊勢佐木(いせざき) 夜が切ない今だけ 今だけでいいの永遠の 愛に酔わせていつか別離が 来るのならセンチメンタル横浜 離れたくない 迷子カモメが 哭いてる遠く霧笛が む…
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リラを知ってるかい – 千花有黄
どこか港町 リラを見かけたら戻っておいでよと 伝えてよなぜか儚げな 花に似ていたね不幸ばかり拾うと 微笑っていたね小さな嘘で 傷つけた俺には今も おまえだけなのにも一度逢えたなら 離さないリラ リラ リラ 今どこに 雨の降る朝に 海を渡ったと涙を拭いてたと 聞いたのさ風に飛ばされて 着いた港町バッグ一つ身軽な 踊り子暮らし幸せひとつ やれないで悔やんでいるよ おまえだけなのに許してくれるなら 出直…
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涙街ブルース – 千花有黄
やさしい人ほど後を引く 別れる時は冷たく捨ててくれたなら 憎めたわバカ ばか 馬鹿 バカなの私どうせ添えない仲なのに 夢を見て哀しく抱かれた 涙街ブルースよ 男の心が解らない 口説いておいてすべてをあげたその時に 終わるのねバカ ばか 馬鹿 バカなの私愛し過ぎたの尽くしたの すがったのあなたが逃げてく 涙街ブルースよ お酒が沁みるのこの胸の 切ない傷にネオンに揺れる思い出が まだつらいバカ ばか …
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愛の贈りもの – 千花有黄
愛… ひと色 この世界は分け隔ての無い贈りものただ… 黙って 抱きしめてるこの背中を 輝く空の光りが… いつも…泣きたくなったなら 目を閉じて…目に見えない愛の 腕に包まれて…誰もひとりじゃない とても素敵なラブソング なぜ… 伸びるの 爪や髪はなぜ赤いのこの唇はただ… 静かに 流れているこの身体を あたためている力が… いつも…奇跡はいつの日も 直ぐそばに…当たり前の事が 愛に変わる時…誰もひと…
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さくら草 – 千花有黄
涙で明日(あした)が 見えないほどにこんなに愛して いたなんてあの日は儚(はかな)い まぼろしかふたたび還(かえ)らぬ 夢ですねあなたを忘れない心に春を くれた人さくら草咲く 田島が原でもう一度 出逢いたい 薄紅色した スカーフ巻いて歩けば恋しさ 溢れます季節がどんなに 流れても変わらぬ愛だと 信じてた心のすれちがい遅すぎたのね 気づくのがさくら草咲く あの日の小径(こみち)想い出に 吹く風よ 「…
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あなたがいたから – 千花有黄
哀しみに うちひしがれて生きるのが せつない夜はいつもあなたを 想い出す明るい笑顔 優しい言葉何気ない一言で 元気になれたあなたがいたから 今日までこれたあなたがいたから 明日(あした)があるの 迷い道 さまよいながら転んでは 傷つき泣いただけどあなたと 出逢えたわ愛する心 教えてくれた花よりも星よりも 綺麗なものをあなたのおかげで この夢抱いてあなたのおかげで 歩いてゆける 私を信じ 支えてくれ…