謀(はか)りごとに疲れて
浮き世にも馴染めず
ひとりこの街を
彷徨(さまよ)っているよ
負け犬じゃないかと
おまえを責めたけど
いくじがないのは
俺の方さ
覚えているか あの安い酒
なにも変わらないさ
なにも変わらないさ
友よ、いまもまだ
おまえと暮らしてた
あの娘を見かけたよ
別の幸せを
見つけたらしい
分かれてゆく道を
悔やむことはないさ
おまえはそう言って
笑うんだろう
覚えているか あの夏の風
なにも変わらないさ
なにも変わらないさ
友よ、いまもまだ
ずいぶん馬鹿もした
尖っていたよな
みんな思い出に
なってしまうか
日々の荷を背負って
愚痴もこらえながら
ふと空を見上げれば
おまえが見てる
覚えているか あの雲の果て
なにも変わらないさ
なにも変わらないさ
友よ、いまもまだ
なにも変わらないさ
なにも変わらないさ
友よ、いまもまだ
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