さても平知盛卿は
味方集めて最後の軍議
見せてくれよう平家の意地を
われに錦の御旗がござる
汐の流れは見落とすなかれ
時を逃して戦さは勝てぬ
命惜しむな名をこそ惜しめ
壇の浦こそ墓所と決めよ
源氏兵船八百余艘
屋島沖合はるかに進む
片や平家は彦島出でて
次第次第に近づく戦機
時に寿永は四年の弥生
二十四日の汐風強く
赤と白との旗翻える
海の碧さよ波立ち騒ぐ
平家船数六百余り
汐の流れに勢い込んで
源氏攻め立て怒涛の如く
あわや本陣危うく崩る
九郎義経眦(まなじり)あげて
恥を知れやれ遅れをとるな
吾に続けと真っ先かけて
太刀を振るって斬り込み給う
語り草なる八艘飛びに
敵も味方も肝打ち震え
あれは鞍馬天狗の天狗の化身
鬼もたじろぐ猛虎の如し
どこに在わすか時忠卿は
目指す御座船(ござふね)三種の神器
漕げやそれ押せ邪魔立てするな
ここが戦さの瀬戸際なるぞ
遂に平家は追いつめられて
哀れ総領宗盛卿は
味方落としてその責め負うて
源氏軍門自ら降る
勝つも負くるもこの世の習い
壇の浦なる謎又深く
波が逆巻く赤間ヶ関に
帝何処へ落ちさせ給う
今は還らぬ勇士の姿
波に漂う赤旗幾つ
十二単の衣がからむ
誰の形見か恨みは深し
どっと味方の勝鬨背中(せな)に
馬上静かに義経公は
何を祈るか渚に立ちて
春の夕陽を涙で拝む
春の夕陽を涙で拝む
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