マシコタツロウ

  • プレゼント – マシコタツロウ

    高いシャンパンなんて無いし甘いホールケーキも無いがスペシャルな今日を放っておく訳にはいかない 生まれた時から止まらずにその命で歩いてきたんだ君がいるだけで最高に尊い 何歳になったってバースデイ花も無い 団子も無いだけどハッピーハッピーバースデイせめてものプレゼント僕からのプレゼントハッピーバースデイ 人気の新着歌詞 君じゃない誰かなんて~Tejina~ – マシコタツロウ どんな言葉な…

  • 手紙 – マシコタツロウ

    ポストの隅 見つけた 消印のない白い封筒郵便番号なんていらないのに…綺麗な字もすべて君らしい 何度も書き直した表情が 目に浮かぶみたいで最初の頁読み終える前に 静かに折り畳んだ裏返した最後の行に透けて見える別れの言葉 さよなら さよならその四文字に言い返すことも 言い訳もないさよなら さよなら宛どころの無いこの想い 子供の頃幼じみが 玄関にのこした置き手紙溢れるまでその気持ちに気づけない情けない僕…

  • オレンジの逆光 – マシコタツロウ

    いつかの夏 置き去られた 誰かのベースボールキャップ「密漁禁止」のサインボードに ぷらり揺れている 君との日々も あんなふうに うっかり色褪せればいい勝手に背負い込んだ後悔も下ろせずに… さっさとせっせと君を忘れようとあっちへこっちへ自分を連れ出したって目も耳も鼻も口も 君へとリンクしたがる散々と清々と捨てた思い出があっちへこっちへ迷って 静かに満ちてまた心の裾 濡らす 君と過ごした街…

  • 紙ネクタイ – マシコタツロウ

    父の日のプレゼント 小学校で作った紙ネクタイ派手派手にしてやろうと 全部の色を混ぜてみた夏休み明けの水槽 もしくは花壇の土の様な色黙って首に巻いて誇らしげに 彼は言った「ちょっと渋いけどいい感じ」全肯定 全肯定 全肯定の奇跡そうやって愛された私だもの誰かを許したい バイトとバイクとその他 校則でダメなことばっかやって卒業式も終えて うまいことやれたと思っていた時は過ぎて ハタチの飲み会に来てくれた…

  • 未熟 – マシコタツロウ

    「一緒に帰ろっか」明るくて 優しい笑顔にそっと心を惹かれていた雨上がり線路沿いの道 水たまりかわして彼女 送り届けた僕は 少し誇らしかったまだまだ未熟者だよ 制服着ていないだけでいいぞ いいぞ あの頃の僕はじめての恋 はじめてのせつなさ 欄間を塞いでいる ロックスターのポスター眺めてずっと心を悩ませた楽器屋の店長に頼んで教わった9thで彼女の曲作った僕は 少し誇らしかったまだまだ未熟者だよコード譜…

  • ハッピーエンド – マシコタツロウ

    どう? 気持ちいいんだろ 今が良きゃそれでいいんだろどうぞ どうぞ お前の命だもうハッピーエンドに続く布石は底をついた無いな 無いな 次の手が無いな 両手いっぱい理想 妄想 小さい器でね 欲張りめ 欲張りめ 欲張りめ さもしさ故のさみしさ欲張りめ 欲張りめ 欲張りめ 結局全部を私利と相談だずるずると ずるずると どう? 運良く得た栄光 ボトル詰め勝利の美酒はひとくち ひとくち いつまで持つかい両手…

  • ヘイナルボン – マシコタツロウ

    灯油18リッター買って 軽トラに積んだ陸からの風が巻き上げる 黒い土埃道にはみ出たマキの木 生垣の向こう白い そと犬が吠えている 平日の午前何の変哲もない ヘイナルボンな毎日で何が悪いんでしょう 流れるように 成るように命はそうして僕に来た誰のせいじゃない 為じゃない答えを捨てれば楽になる探すことをやめれば楽になる 海沿い 有料道路で張り切るカワサキコンビニ 駐車場の外れ サーファーの昼寝糸が絡ま…

  • Off White – マシコタツロウ

    ホワイトorオフホワイト 塗るならどちらホワイトorオフホワイト こころのカラーホワイトorオフホワイト 改心するんだホワイトorオフホワイト ホワイトorオフホワイト純白に生きたいな でも汚れ目立たせたくないがいずれにシロで 君に謝るよ真昼間からビアを飲んで待っている君のコールバック ビーフorチキン 焼くならどちらビーフorチキン 焦がすは慕情ビーフorチキン お詫びのランチビーフorチキン …

  • 区画整理できないマイハー – マシコタツロウ

    久しぶり昼下がりの 雑多な街並み眺めて歩いているとあの頃憧れていた カフェやマンション 高価な靴屋も変わらずに安心したよあの時 あの娘 可愛く手を振った改札はないどこにあったのかさえも分からない ゴトゴトと電車が走るよ かかとの下で確かこの辺り 開かずの踏切でケンカしたっけ区画整理できない心の中耳を澄ましたら まだ遮断機の鐘が響くようで 響くようで このビルの二階の片隅 誰もいないバーで聴いたニュ…

  • 名もないペンキ塗りの詩 – マシコタツロウ

    宵越しの金は持たない主義だぜ歯の無い俺はペインター タコは飲み物ペインターズボンに飛び散る無数のペンキが俺の勲章ペインター カラフル俺はペインター出ていった嫁を恨んだって おまんま食えねぇんだよ二度塗り 三度塗り 上塗りして 人生もリフォームしてきたBetter Better Betterな方… な方へ 足るを知れ 知れBetter Better Betterな方… な方へ…

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