トゲナシトゲアリ
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無知のち私 – トゲナシトゲアリ
知りたかった 知らなかったこんな こんな こんな こんな感情 ずっと優しい世界で 生ぬるい風に当たっていた悲しみの雨が降ったなら 誰かがすぐ光 与えてくれたずっと生きてくことって 誰かに支配されたままって思うたび窮屈で消えたくなっただけどそんなの思い込みだった 同じ過ち繰り返さないように 優しいだけ同じ不安ばかり襲ったとしたって変わりたい 変わりたい 変わりたかった変われる 変われる 願うのなら …
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蜃気楼ニ問フ – トゲナシトゲアリ
何もない心の中 僕の胸の奥底にうずくまって歪んでいた淡色先天性心理 どうしても鳴り止まないあの日の音が鼓膜と心刺さったままずっとイタイ、イタイな闇の底へ、堕ちていく こびりついた劣等 一つ、一つ剥がしてもう何も言えやしないとか御免だ叫んでしまいたい 僕の声が揺らいだ心に深い傷をつけたなら歪んだその哀は誰が愛してくれますか? 白んで澄んだ心の中に爪痕を刻みつけた答えも存在しない世界に不正解ばかり投げ…
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薄采ディスプレイ – トゲナシトゲアリ
いつだって憎んできたものは 不条理や見て見ぬフリだらけの 世界 だったはずなのに 気付けば染みついてたのは 黙認ややり過ごしてばかりの いま 足がすくんでる 幸せの本当の意味がやっと掴めそうだったそれなのにまた振り出しに戻されてしまったのは 何故 壊れないように ずっと大切に守ってきたものほど簡単にどうして 呆気なく 奪われてしまうの 戻れないと知り 散った後悔に押し潰されそうな こんな夜に願った…
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飛べない蝶は夢を見る – トゲナシトゲアリ
何がしたい?どうなりたい?ねぇ、問いかけても答えられないアンサー僕は今 僕は今ずっと飛べない蝶のまま 見えそうで見えないライト追いかけても追いつけなくてルーザー君は今、僕を見てどう思うだろう 独り国道沿い 座標探って環状線廻り回って描いた僕の未来図はくしゃくしゃになった 過ぎ去った今日は平行線臆病なまんまの劣等生暮れ泥む今日を憂いている 揺れる揺れる水面に映った星の灯りそれを一つ救って溢れ出してあ…
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ダレモ – トゲナシトゲアリ
足りないものばかり見たところで欲しいものは何処にもなかった焚きつけた過去への炎で君に理解してほしいだけ 退屈な日々 壊れたくて掃き出す現実(せかい) 嫌いなんだ騙し合う気配に疲れて僕は孤独を選んだだけ 優しさを見透かしたって何も無いと 疑うよあとで傷つくより端(はな)から線を引いては 守ってた 誰も奪わないでってうまく言葉が出てこなくって 笑う確かなものはないのに確かな何かになりたくて あのとき …
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蝶に結いた赤い糸 – トゲナシトゲアリ
君がくれた花束 枯らしてしまったり僕があげた手紙を 何処かに無くしたり喧嘩して 時に笑って ぶつかって 寄り添い合ってあてもなく 今日も行く この道を 君が心に差した 傘は取ってあるよ僕もいつか誰かの 雨が止むようにと不甲斐なく 散る日もあるし わけもなく 泣きたくなるし壊せない 幼さに どうしょうもなく笑う 君と出逢えたはじまり 蝶に結いた赤い糸気のせいじゃないと 気づいていたんださよならと言っ…
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闇に溶けてく – トゲナシトゲアリ
闇に溶けて 溶けて 溶けて 溶けてくネオンライトの透き間 走って潜って くぐってゆく 透明な 深い夜に笑い合った生ぬるい風がなでた淡い記憶 全部覚えている 共鳴した 君の声が宇宙の隅で飛び散った後に光ってた遥か遠く 夢を見ていたんだ いつまでもずっと このままで居よう夢が醒めてしまう言葉 今はまだ聞きたくないから耳を塞いでいた 胸が裂けて 裂けて 裂けて 裂けてくネオンライトの透き間 走って潜って…
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運命の華 – トゲナシトゲアリ
誰だっておんなじ 命の上に生きてる居場所がないなら 飛び立ってゆけ 運命が絡まって轟いて 他の道食べ尽くした私に残った人生 君と歌っていくこと 灯りも風もない まるで孤立の牢獄苦しくて辛くって 傷だらけで全部が嫌だったんだ… 広げた翼は穴だらけでも地獄の底だって 君と歌えるなら 消えたくって 羽ばたいて 今消えたくなくなった摘み取って残した ここでいつか 華咲かせる消えたかった 私はもういない消え…
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空の箱 (井芹仁菜、河原木桃香) – トゲナシトゲアリ
やけに白いんだ やたら長いんだコタエはだいたいカタチばかりの常識だろう指先が震えようとも 地図にはないはずの三叉路に今ぶつかっているのですが何を頼りに進めばいいのでしょうか 教科書通りとはよく言ったもので難しい言葉だらけ今日(こんにち)あの頃から少しも変わらない この空欄を埋めれば解けますか いつの日かあなたならどうやって先へと進みますか やけに白いんだ やたら長いんだコタエはだいたいカタチばかり…
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サヨナラサヨナラサヨナラ – トゲナシトゲアリ
サヨナラ サヨナラ サヨナラなんだよ また 見下されたどうせ 私 何も出来ないって決め付けたりしないでまた 蔑まれただって 私 何も出来ないって決め付けて嬉しそう 比較しないで 誰とも私は違うのに思い通りになりたくはない期待なんかされたくもないだってどうせまた 消えるくせに サヨナラ サヨナラ サヨナラだよ仮面被って笑ってるあんな人間 人間 ごめんだいつから嘘ついて 普通ぶって誰かに嫌われるのが怖…