ウ山あまね

来る蜂 – ウ山あまね

固らないまま
海の水を食うように素手で鍵を探った
話せないことも言えるのか
堪らないままの息が詰まりそうになってる
いつの日か君に話せないことを言える

羽が指のように曲がっている
毛を膜している狐
目くらまし並んだ足の列
マス目の上に歩けど

とめどもなく豪雨と浮く
宙に
お花 を(君はどう思う)摘む
鳴る目覚ましだよ
いく時間だよ

いつもどおり雷を浴びる
首の上は泡立っていく
しょめる前に ほら
思いかけてお花を届けるから急いでいく

羽が指だから手を振っている
皮膜100足付着した筒
爪弾きの爪の弾きの

いつもどおり雷を浴びる
首の上は泡立っていく
いつもどおりまた
思いかけてお花を届けるから急いでいく

固らないまま
海の水を食うように素手で鍵を探った
話せないことも言えるのか
堪らないままの息が詰まりそうになってる
いつの日か君に話せないことを言える

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ランドリー – ウ山あまね

窓辺の枯れるまでには洗濯を済ませなきゃランドリーに続きがあったらどうしよう窓辺の枯れるまでには洗濯を済ませなきゃでもランドリーに腕をいれたらどうしよう自分の窓辺

粉 – ウ山あまね

うん増えているねなにもないのに詰まっているすっと出られない涼しくなるまでには諦めてたはずなのにいまだぼくは混み合っているずっと忙しなく科学の本をパラパラしている

Ghostyard – ウ山あまね

ずっと見てられないほど大きなものに会いたくなってもチャイム鳴るまでは居残りアルミラックみたく見透かしてくれていい組み立て時以外はいい忘れ物で戻ってももう いない

デン – ウ山あまね

開いたままでいるいつでも入り込んできてしまう出かけたいのにやー、きっと居着いちゃうよまた髄のアルミに弾かれてあかない埒らだちらついてる前髪ももみがらからむ切らな

タペタ – ウ山あまね

夜目の利く間に できるだけ遠くへ行くそして朝がくるまで 君と彷徨っていたいずっとうわばみの子ら渦巻くお風呂場で足を伸ばした本当のことは全部、集中力中でしか会えな

キチュンシツン – ウ山あまね

りゅうずか楡を這うよお。這うような目で、実に触れる。果物を炒る。おれとおれを分かつ火や、前傾する木彫りの、温かく遠い廟の金着した刺毛。招かれてる‥小さく空いた穴

いたるところ – ウ山あまね

降っているとき掴まり損ねた手より手摺は触りがなめらかで浮ぶ最中には見失うだろうが静電気みたいでいるから染みのない服を着ても大丈夫なよう今朝からずっとベランダにい

Hiuchiishi – ウ山あまね

なあきいてやあドキドキが止まらない最近インビジブルとラブの挟み撃ち今後はどうすればいい君しかいないのに君しかいないのに昨日火打石に打たれた時来週のバッドフィーリ

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